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私の豪ドル円買いポジションはなぜ価値が高いのか? 損きりすべき時によんでほしい「保有効果の罠」

損きりすべき時によんでほしい「保有効果の罠」

どんな方でも自分には甘いものです。これは人間の性のようなもので、何事も公平に物の価値を判断することができる人はまずいません。投資の世界では、この行動壁が如実に出ます。行動経済学で保有効果と呼ばれる現象です。この保有効果とその対処法は、理解しておくだけでもいざというときに役に立ちますので、ここでまとめさせて頂きます。

私の豪ドル円買いポジションはなぜ価値が高いのか? 

保有効果とは、本などでは以下のように説明されています。

 

自分が所有するものに高い価値を感じて、手放したくないと感じる現象のこと。

保有効果 FX

これは、自分が保有している高価なものに置き換えて頂くと容易に理解できます。例えば、家です。

 

3000万円で新築の家を購入したとしましょう。それから20年住んで売りに出すことにしたとします。

 

中古住宅は、家+土地の内訳で値段がついています。でも、20年以上住んだ家であれば、その価値はほとんど評価されません。これらを考慮すれば、価値に土地の値が1000万円だとすると中古住宅で妥当な値は1000万円の前半くらいとなります。

 

では、ちょっと考えてみてください。

 

貴方自身が3000万円で購入した場合、いくらの値で売りに出しますか?

 

多分、1000万円では売りには出しませんよね。高値で評価してくれる人もいるはずですしね。

 

人それぞれではありますが、おそらく最初はかなりの高値で売りに出すはずです。「自分が綺麗に住んだのだから普通の家よりも価値があるはず」という保有効果的な考えを誰もが持っているはずだからです。例え、他人からみて「そんなに綺麗に住んでいないと思う」という状態であっても、当の本人はそうは思わないのです。

 

実は、私の妻がちょうどこの状態なのです。私達の場合、築6年の中古で買った家です。それから10年近く住んで売りに出す予定にしています。私は、買ったときに3分の2くらいで売りに出そうかと思っていたのですが、妻は恐るべき金額を提示してきました。

 

その値とは、当時の買値+300万円です。

 

これには、私も心底驚かされました。そして、これこそ「究極の保有効果現象だ」とも思ったのです。

 

住んでいる土地の値は10年前から上がっているわけではありません。確かに、中古住宅は新築を買うよりははるかに安い値で買えるので大きく値崩れはしにくいものです。それでも、土地が上昇しない限り値上がりするなんてことはまずありません。

 

妻の意見を聞きながら、人間の保有効果の凄さを改めて感じておりました。FXでは、更に顕著に保有効果がおきています。

FXでの保有効果と対策

例えば、豪ドル円買いポジションを作って含み損を抱え始めたときなどです。

 

私がしっかりと分析をして作ったポジションだからこれ以上含み損が膨らまないはずだ。

 

含み損が小さい初期のころほどこういう考えを持ちがちです。仮にご自身で作った「損きりルール」に該当したとしても、この保有効果によって損きりせずにそのまま保有し続けてしまう原因にもなります。

 

そして、含み損が膨らむにつれて保有効果の根拠となる自信が崩れていくことになります。こういう時は、自分に自信のある方ほど大きな悲劇になりがちです。「私が判断したのだから大丈夫」という気持ちが残り続けるために損きりが遅れてしまうからです。

 

遂に観念した後、損きり注文を出すときも入りそうにない指値注文を入れてしまい更に損きりが遅れるという悪循環が続くこともあります。

 

この悪循環には、絶対に入ってはいけません。

 

保有効果の対策

 

保有効果の対策として有効なものに以下の3つがあります。

 

  • 保有効果に陥ったと気づいたらまずは損きりする。
  • 運用資金を限定して追加資金をいれない。
  • 損きりは成行注文にする。

 

まずは、「保有効果に陥ったと気づいたらまずは損きりする。」です。これが早期に判断出来るようになれば理想的です。でも、これができるようになるにはそれ相応の訓練と時間を必要とします。

 

次に、「運用資金を限定して追加資金をいれない。」ことです。最初に100万円と決めたらそれ以上の資金はFXにはつぎ込みません。

 

昔から、大損に至るお決まりの道というものがあります。含み損が膨らんで追加資金を入れていくというのが、大損の第一歩なのです。実際、自分でお金を全て管理していると自分の気持ちを抑え込むのは難しいところhがあります。配偶者のいる方は、FX以外の資金管理を全て配偶者に渡してしまうのも有効な方法です。

 

最後に、「損きりは成行注文にする。」というのも最後の一手として有効です。損きりすると決めても指値注文を入れてちょっと戻るのを待って決済したくなるものです。でも、これをやるとなかなか指値注文が入らないことも多いのです。含み損が膨らむときというのは強力なトレンドが発生していることが多いものです。

 

その流れに逆らい続けたが故に含み損が膨らんでいるわけです。こういう時に、逆張り的な指値注文を入れてしまうと入らないでそのまま含み損を増やしかねません。

 

指値注文でも、更に不利に動いたときに約定する形の逆指値注文であれば問題はありません。ただ、逆指値注文は更に含み損が増えることが前提でもあるので、私には最後の局面で使う度胸はありません。

 

おすすめは、成行注文です。成行注文にすることで最後の決済で少し損失が増えるかもしれません。でも、相場観が曲がり続けたときはそこで一区切りをつけることで悪い流れを断ち切ることのほうが大切です。

 

損きりをしても、資金が残せれば次の流れで取り返していけば良いだけです。私自身、初期のころに何度か保有効果のお蔭で窮地にたたされたことがあり、一時的に再起不能となったこともあります。それでも、損失を取り戻して更に飛躍してこれたのは、今の運用法「サヤすべり取り」にめぐりあえたお蔭です。

 

これからも、成功の基礎をしっかりと守りながら日々1分の実践を続けていくつもりです。

 

サヤすべり取りの基礎 亀仙人投資術 詳細説明

2015/08/18 09:50:18
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