チャートの鬼 相場師近藤荒樹の悟った成功法則とは
チャートの鬼 相場師近藤荒樹の悟り
かつて「丸ビル将軍」と呼ばれた近藤荒樹という相場師がいました。相場と実業界の両方で成功した方です。この人物は、成城中学から一橋大学に進み三菱合資に就職と典型的なエリートコースから独立したという経緯をもちます。
彼は、ケイ線をよく読み「インテリ相場師」とも呼ばれていました。ケイ線は、今でいうチャートとほぼ同意です。その彼の言葉がこれです。
「相場は経験によるカンが中心、それに金力と胆力がしっかりしていないと相場は張れない」
〜近藤荒樹
インテリというよりは、イケイケどんどんタイプの言葉みたいですよね。チャートの鬼のような相場歴を持ちながら、なぜこの言葉を発したのかが興味深いところです。
ケイ線を使い続けながらもその限界に気づき、それを補っていけるものを追求していくうちに経験によるカンという原点に戻ってきた。
こんなところかもしれませんね。「経験によるカン」は、チャートやケイ線派の方はバカにする方も多いのですが、能力の磨き方次第で強力な武器となります。そして、多くの成功者たちが言葉を変えながらも、「経験によるカン」活用の重情勢を力説しています。それに、近藤荒樹は気づいたのだろうという気がします。
でも、近藤荒樹はケイ線を捨てた訳ではありません。こんな言葉も残っています。
「皆が買うから俺も買うのはケガの元だ。わしはそんな時、ケイ線を冷静に見る」
ケイ線の売買も、経験によるカン売買も限界がありそれだけでは危なっかしいものになります。二つを組み合わせていけるやり方が、利益を出し続ける成功法則の一つともいえます。マーケットの魔術師の中に登場する著名な米国システムトレーダーの中にも「システム+カン」の発想を持つ成功者が多いのもうなずけるものがあります。
私たちの「亀千人投資術+場帖+グラフ」のやり方も近藤荒樹の方法に似ている部分があります。
今の相場はそれほど怖い部分はありません。油断せずに毎日やるべきことをコツコツ続けていくだけで利益は増えていきます。今週、メイン口座の売買はありません。来週以降もこれまでどおりにゆったりとまいります。
まあ、気楽にいきましょう。
運用成績状況 前回からの公開口座収支
運用法名 |
利益額 |
---|---|
豪ドル 亀千人投資術+場帖・グラフ |
3,660円 |
サヤ取り |
12,640円 |
資産倍増計画 |
4,912円 |
純ドルコスト平均法 |
644円 |
スワップポイントサヤ取り |
1,830円 |
合計損益 |
23,686円 |