ユーロドル(EURUSD)両建て戦略 異業者両建ても可能
FX各社のスワップポイント差が様々な通貨で拡大してきており、でできるスワップポイントサヤ取りのチャンスが拡がっています。ユーロドル(EURUSD)でもできる状況となってきています。ユーロドルは、スプレッドも狭いため両建てから変化させていく戦術にも利用できます。
参考までに、現況を紹介させていただきます。
ユーロドル(EURUSD)でもできる両建て
ユーロドルは、平時であればスワップポイントは各社ほとんど差がなかったのですがここのところ拡大気味で推移しています。ここで両建てで使えそうな組合せは以下2社です。
- 買いポジション:FXトレードフィナンシャル 高速FX口座
- 売りポジション:DMMFX
2014年9月30日のスワップポイントはそれぞれ以下のようになっています。
買いポジション FXトレードフィナンシャル
1万通貨の買いポジションでスワップ受取り2円となっています。
売りポジション:DMMFX
1万通貨の売りポジションでスワップ受取り12円となっています。
面白いことに、この2社で両建てすることで両方のポジションでスワップポイントが受取れます。受取れる合計スワップポイントは12円+2円=14円ということで南アフリカランド円50円などとはかなり差があるのですがスプレッドが狭いので2週間もあればスプレッド分は埋めてくれます。
ただ、長く保有していても利益的には大したことはありません。
私がユーロドル(EURUSD)両建てを使うとすれば、その方法は2つです。
スワップポイントサヤ取りを南アフリカランド円とNZドル円という感じで2種類の通貨ペアでやっている方も多いようです。この他通貨での欠点として「高金利通貨下げ局面」で買いポジション口座で急激に含み損が膨らみ、逆に売りポジション口座では含み益が膨らむために全体の資金バランスが悪くなるという事態があります。
こういう時に、ユーロドル(EURUSD)の両建てポジションを入れておくことでバランスの崩れを防ぐ効果があるかもしれません。このやり方は、私自身が実験的に検証中です。うまく出来るようであれば、いずれ公開させていただく予定です。
もう一つの使い方としては、この両建てをトレンドが出るまで待機の形として使うということです。ユーロドルで大きなトレンドがでてくるまでは両建てポジションを保有しておいて、動きが出たら片方を決済してしまうやりかたです。
- 上げ相場突入と判断したら売りポジションを決済、買いポジションのみにする。
- 下げ相場突入と半眼したら買いポジションを決済、売りポジションのみにする。
このやり方は、両建てからのポジション変化として商品先物などでもよく使われるやり方です。ユーロドル(EURUSD)で流れがよく見えるときまでは両建てでちょこっとずつ利益を取りながら待機しておき、チャンス到来時に出動していきます。
ユーロドル(EURUSD)のスプレッドは、FXトレードフィナンシャル1pips、DMMFX0.6pipsで合計1.6pipsです、スワップポイントに換算すると160円になります。14円でこの160円を埋めるための日数は12日間です。先月までのような長期間動きのないような時期には有効な気がします。ただ、日々激しく動くようなときにはこの両建て分の手間が邪魔になるかもしれませんね。
他にもいろんな使い方が出来るかもしれません。ご自身のトレードに役立つヒントになればうれしいです。
ユーロドル(EURUSD)でスワップポイント差を利用した運用が出来る日がくるとは、正直思っていませんでした。両建ては、リスクヘッジの手段としても、更に利益を増加させる一手としても使えます。他の通貨ペアでも面白いものがあるので、随時記事にまとめていくつもりです。
ユーロドル(EURUSD)で両建てが面白そうな2社。