トラリピでの豪ドル円売り 追いかけ売買はせずに利益積み上げ中
トラリピで豪ドル円設定を本日投下しています。大局的に、豪ドル円の弱い展開はまだ続くとみています。
設定内容と今後の方針などについてまとめました。
豪ドル円新規売り設定内容と方針
豪ドル円売り設定です。設定値76.10円は設定時点の豪ドル円値76.09円より1銭でも高くなったら入るようにしました。
この設定は、設定本数1本だけです。相場状況をみながら1本1本丁寧に仕掛けています。
考え方は、以下のページにてまとめてあります。
参考記事:トラリピ一本仕掛け 2019年為替相場で有効そうな戦略
ところが、その後1銭も上がることなく下がり始めて、記事を書いている現在の豪ドル円値は75.9円台です。
余裕で入ると思っていたのですが、入らないかもしれませんね。
1銭とはいえ、入らないことはたまにあるんです。
こういう時は、設定変更して追いかけたくなるものですが、私は追いかけ売買は出来るだけしないようにしています。
うまくいかない事が多いんです。追いかけているという心理がよくないのかもしれません。
追いかけて注文というのは、焦って注文と同じようなところがあり、結果的に安値で売り込んでしまうような売買をしがちになるのです。
・・・・と思いながら・・・・・・為替相場をみると・・・あれれ・・・・
こうやって記事を書いているうちに、豪ドル円が76円前後まで上昇してきました。
あと10銭上昇するとこの豪ドル円売り設定が約定しますね。
トラリピの設定はそのままで、豪ドル円が戻ってくるのを待つことにします。
この設定は、本日約定しなければ明日削除します。
為替相場は1日経過すれば流れが変わります。
設定するかどうかと設定値をどうするかなど、その流れに合わせて再設定を検討するようにしています。
ここ数ヶ月は、この豪ドル円売りの一本仕掛けがトラリピ口座利益の中心になっています。
トラリピ ここまでの成績
ここまでの成績概況はこうなりました。
2019年損益 | 累計利益 | 含み損益 |
---|---|---|
58,070円 | 255,887円 | -69,090円 |
運用原資 | ここまでの利益率 | 運用開始年月 |
1,000,000円 | 25.58% | 2017年3月(27カ月目) |
2019年5月でトラリピ運用も27カ月目になります。これで累計利益率が25.58%です。
含み損益は-69,090円と前回記事よりも増加しています。
前回記事:トラリピ運用記録 2019年5月8日まで
これくらいは、気にする必要はありません。
現在稼働中の設定は2つあります。
トラリピ現在の設定と考え方
2019年5月15日現在、トラリピ口座で稼働させてある設定は2つあります。
「米ドル円買い」と「豪ドル円売り」です。
それぞれ以下のような内容で設定してあります。
111.14−120.94円まで幅広い値幅で設定しているのが、この「米ドル円買い設定」です。
20銭キザミで買い下がっていきます。
利益確定幅は10銭ですが、決済トレールを設定してあります。
こうすることで、以下の効果を狙っています。
- 米ドル円上げが伸びない場合:速やかに薄利撤退。
- 米ドル円が大きく伸びたたとき:決済トレールで利益を伸ばす。
ポジション1本1000通貨ですが、大きな上げ相場になると3〜5本くらいの米ドル円買いポジションが決済トレールで利益を伸ばしていくという現象が起きます。
こういうときは、一気に決済時利益総額が数千円〜1万円以上に伸びます。
何度か経験していますが、ちょっとした快感です。
為替相場変動によって、変化のある利益確定も楽しめるというのも、こういう設定のメリットかもしれませんね。
現在の米ドル円値が110円前半ですので、ここからの下げではこの設定で米ドル円の新規買いポジションは発生しません。
大きく下落するようであれば、米ドル円買いの追加設定も検討する予定でいます。
米ドル円買いと同じく「決済トレール」を使っています。ただ、売買本数が1本というのが特徴です。
この設定は、5月7日に投下して約定したものです。本日設定した豪ドル円売りとは設定値が違うだけで、あとは同じ内容です。
豪ドル円が下げ濃厚という時期に限定して、この設定を投下しています。
1本ずつ丁寧に設定していくため、設定する豪ドル円値はその都度違います。
「豪ドル円が上げ転換」と判断すれば、手動損きりして撤退することになります。
1本なので、損きり撤退し易いというのもメリットになります。
この豪ドル円一本仕掛けについては下記ページも参考にして頂けるかもしれません。
参考記事:トラリピ口座 2019年に有効そうな戦略
売買数量は1つのポジションで2万通貨です。
これは、同じリピート系自動売買口座であるループイフダン口座との役割分担の意味もあります。
- ループイフダン⇒高スワップポイントのため売りポジション時のマイナススワップ負担大き目
- トラリピ⇒売りポジションのマイナススワップポイント負担小さい
この状況を活用すれば、豪ドル円売りポジションなどをトラリピ口座にまとめることででマイナススワップポイント負担を減らせます。
2019年5月現在、豪ドル円はまだまだ弱い展開が続くとみています。
私自身の豪ドル円見通しが変わらない限りは、この豪ドル円売り設定を投下し続けていくことになります。
先程全体の成績をご覧頂きましたが、月別・年度別の成績は以下のようになっています。
トラリピ運用 ここまでの総合成績
トラリピ口座、2019年度の月別成績はこんな感じです。
- 2019年度運用元金 1,197,817円
- トラリピ運用原資 1,000,000円
年月 |
利益額 |
2019利益 |
利益率 |
---|---|---|---|
2019年1月 |
2,115円 |
2,115円 |
0.17% |
2019年2月 |
15,594円 |
17,709円 |
1.47% |
2019年3月 |
18,022円 |
35,731円 |
2.98% |
2019年4月 |
8,904円 |
44,635円 |
3.72% |
2019年5月 |
13,435円 |
58,070円 |
4.85% |
ここから円高相場突入となれば、豪ドル円売り設定がさらに利益上乗せしてくれるかもしれません。
逆に、上げ相場転換となれば、豪ドル円売り設定の損きりがここまで積上げた利益を一気に吹き飛ばしてしまうかもしれません。
ここは、焦らずに攻めていかねばなりませんね。
- 運用開始年月 2017年3月
- 運用原資 100万円
運用原資は2017年は増減していたのですが、2018年からは元金100万円で固定しています。
年 |
利益額 |
累計利益 |
---|---|---|
2017年 |
135,334円 |
135,334円 |
2018年 |
62,483円 |
197,817円 |
2019年 |
58,070円 |
255,887円 |
最後に「ここからの方針」です。
トラリピ ここからの方針
5月26日よりトラリピ口座取扱通貨ペアにメキシコペソ円が追加されます。
実際に運用に使うかどうかは、提供される取引条件をみて判断します。
特にスワップポイントがどれくらいの水準になるかですね。
取引開始初期は高スワップポイントが期待できそうですが、トラリピ口座自体はどちらかというと「売りポジション時のマイナススワップポイント負担が小さい」という通貨ペアが大きい傾向にあります。
もしも、そういう方向性に落ち着く様であれば「メキシコペソ円売り設定」として使う」というのもありです。
メキシコペソ円は、新興国通貨ペアの中では安定度が高いほうですが、定期的に大きな下落もあります。
過去の毛悪を見ると40%くらい一気に落ちることだってありました。
メキシコペソ円を取り扱う口座は、総じてスワップポイントが高いため「売りポジション用」には向かないです。
これらの状況を考慮すれば、トラリピ口座が「メキシコペソ円売りで使える口座」として存在価値を発揮してくれるかもしれません。
いずれにせよ、リピート系自動売買は、ゆっくりと為替相場をみながらやっていくことが大切です。
メキシコペソ円の取引条件がどのようなものになるか、とても楽しみにしています。
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