トラリピ口座 2019年に有効そうな戦略
トラリピ口座でここのところ有効に動いてくれているのが本日紹介する「一本仕掛け戦略」です。名前のとおり、1本だけのトラリピ仕掛けです。その内容とメリット・デメリットをまとめました。
トラリピ一本仕掛け内容
昨日トラリピ口座で設定した仕掛けです。79.10円での豪ドル円売り設定になっています。
設定画像の「何本」のところが「1本」となっているのが確認できると思います。
この設定は、1本しか豪ドル円売りポジションが発生しません。2本以上設定したくなるときは、もう1本「豪ドル円売り設定」を作成していきます。
私は、裁量トレードでの豪ドル円売買判断タイミングに合わせてでこの売り設定を追加しています。
売買決済したあとは設定を一旦削除しています。売ったあとに上昇してきても、再度売るかどうかの売買判断をしてから設定するためです。
実際に、「いくらから?」の為替値部分が違うものを3本動かしてあります。決済時にはトラリピ独自の注文機能である「決済トレール」を設定してあり、大きく下げる局面では利益を延ばせるようにしてあります。
2月からこの設定を動かしていて、今のところ利益増に貢献してくれています。
既にお気づきかもしれませんが、このやり方にはメリット・デメリットの両面あります。
トラリピ一本仕掛け デメリット
このやり方のデメリットは大きく2つです。
- 自動売買とはいいがたい。
- 決済トレールは小動きのときは有効ではないことも多い。
一番最初の部分は、おそらくトラリピユーザーのほとんどが最初に感じた部分ではないでしょうか。
この設定方法は、純粋な裁量トレード判断で行うので、手間なく自動売買というものではありません。
決済トレールが有効に動くかどうかも相場次第です。利益は出ているものの、今のような小動きの往来相場が続くときは、単純に「利益2000円で決済」とした方が有効です。
ただ、私自身は「豪ドル円はそろそろ大きく崩れる局面があるかもしれない」という気持ちがあります。
そのときに大きく利益を取りやすいのが決済トレール注文です。
ちょこちょこと利益を出しながら、その時を待っています。
トラリピ一本仕掛け メリット
このトラリピ一本仕掛けのメリットと思える点は、4つあります。
- 為替状況をみて丁寧に攻められる。
- 取り外しが楽
- 決済トレールで利益を大きく伸ばせる可能性がある。
- マイナススワップ低減キャンペーンも有効活用
自動売買で一括設定をした場合、手間はかからないのですが相場急変での対応は遅れがちになります。
特に、大きく下げた後の急上昇時などに自動売買設定をしておくと、売りポジションが急激に増えて窮地に陥ってしまうこともあります。
経験上、そういう逆境に陥ったときに、ポジション数が多いと全部を一気に損きりするのはなかなか困難です。
米ドル円買いでトラリピ設定してある部分は損きりしないつもりなのでこれで問題はありません。
でも、豪ドル円売り設定はいざとなれば損きりで逃げるつもりです。売買本数を1本にしたのは、そういう窮地に陥りそうな局面で逃げやすくするためです。
一本仕掛けは設定も簡単ですが、売買終了後の取り外しも楽です。
このメリットは、先程同様に窮地で逃げやすいという面とともに、状況に応じて作り直しも簡単に出来るというところもあります。
私の目論見どおりに一時的にでも豪ドル円が大きく崩れるような状況が訪れれば、決済トレール注文は利益を数倍に伸ばしてくれる可能性があります。
これは、過去の売買記録でも顕著に出ています。
2年まえに「せま割」と「決済トレール」のリアル口座での売買成績を比較したものです。
動きのないときには「せま割」の方が有効だったのですが、動きが出てくると「決済トレール」が大きく利益を伸ばしてくれました。
しかも、当時は決済トレ−ル手数料片道5銭の時代です。現在は決済トレール手数料無料ですので更に大きな効果が期待できるはずなのです。
トラリピ口座では、2019円3月現在マイナススワップ低減キャンペーンを実施中です。
3月20日現在のリピート系自動売買口座での豪ドル円売りスワップポイント(1万通貨)は以下のようになっています。
- ループイフダン -50円
- トライオート -42円
- トラリピ -31円
豪ドル円売り設定では、このキャンペーンの恩恵も受けることが出来ます。キャンペーンが4月以降も継続してくれるといいんですけどねぇ。
まあ、キャンペーンが終了したとしても、もともとトラリピ口座はマイナススワップポイント負担が小さ目の傾向にあるので、一気に環境悪化となる可能性は低いと思っています。
逃げ時だけはきっちり意識しながら、この一本仕掛けを続けていきます。
2019/03/20