FXの真実 駄馬が名馬に勝てる理由
世の中には天才と呼ばれる非常に優秀な人達がいます。しかしながら、FXの世界では彼らが勝ち残ったという話はほとんど聞きません。それは、FXで勝ち残るのは別の人種だからです。天才を名馬と例えるのであれば駄馬といっても良い一般人がなぜ勝ち残っていけるのかについて書かせていただきます。
FXの真実 駄馬が名馬に勝てる理由
千里の道も、一足一足を積み重ねてこそ踏破できる。それは、どんな大河でも、小川の流れを集めてこそできあがるのと一緒だ。いかなる名馬でも十歩を一飛びにまたごことはできない。たとえ駄馬でも、十日も歩けば名馬の一日分の高低は楽に進むことができる。
FXという分野において、人間における天才・凡人の差というのは、実はそれほど大きなものではありません。要領の良い方がいたとしても、FXの仕組みを覚えるのは早いかもしれませんが、利益の出方も2倍という訳にはいきません。
だって、知識や情報をいくら効率よく収集してもFXの収支にはほとんど影響がないからです。
優秀な人間が独学で素晴らしい投資法を考案したとしても現実にはそれで利益が出るようになることはほとんどありません。
現実とは厳しいもので、例え天才が血のにじむ工夫と勉強を続けても、FXのような投資の世界では資産を残すことができないのです。
よく知られた有名な事例で、経済学者ケインズの話があります。
経済理論の大家で天才の代表格ともいえるケインズは、投資の研究に没頭した時期がありました。しかし、いかに没頭しようとケインズは投資で儲けることができないばかりでなく、大失敗したと言われています。
大失敗がどれほどのものかはわかりませんが、少なくとも投資で大成功したグル−プに入れなかったのは事実のようです。
自分の能力に自信があって、ケインズ以上と自負している方は挑戦してみてもよいかもしれません。でも、私はそんな挑戦はしません。歴史の裏付けのある凡人たちが磨いてきた正しい投資法をひたすら実践する道を歩み続けます。
私同様、同じ道を歩み続けている人々も沢山います。
私達のような駄馬が、FXで成功するための条件がもう一つあります。それはこれです。
歩みを中途でやめてはいけない。切りかけて途中で止めてしまえば、たとえ枯木でも切り倒すことはできない。だが、切り続けていれば、たとえその気がとても硬くても刻み切り倒すことができる。
目に見える努力を積み重ねないものには、栄誉が訪れるはずはない。目につかぬところで仕事の手を抜くものには輝かしい未来があるはずがないのだ。
心に刻んでおかねばならない言葉です。途中で止めてしまえば、どんな正しい投資法を選んでも身に着けることは出来なくなります。歩き続け、実践を続けるからこそ、しっかりとした運用技術が身に付いていきます。
目に見えない日々の努力、これが重要であることは仕事だけでなく分野を問いません。
でも、人間はとても弱いものでもあります。私も自分の心に迷いが生じるときもあります。そういう時はこの言葉を思い出しています。
分かれ路に立ち止まっていては、いつまでたっても目的地にゆきつけない。同時に二君に仕えたのではどちらからも信用されない。目は二つのものを同時に見ることはできない。耳はふたりのことばを同時に聴くことはできない。
- すぐれしひとの
- ふむ道はただひとつ
- ふむ道はただひとつ
- その心ゆるみなし
成功する人は、道一筋をつらぬくのだ。
今日も、日々1分の作業を続けていきます。