異通貨サヤ取り 只今の状況
1か月ほど前に過去記事:異通貨両建てにて仕掛けで仕掛けたポジションに再び利益が乗り始めました。この仕掛けは、ポーランドズロチー円とユーロ円の組み合わせでやっています。
ユーローズロチ 何気に年利12%の好利回り
10万通貨のユーロ円売りー44万通貨のポーランドズロチ円買いという異通貨サヤ取りです。大雑把に書くと為替差益が約2万円・スワップポイント累積が約2万円で合計約4万円の含み益という状況です。
何気にですが、1か月2万円のスワップポイントって好利率なんですよね。この両建てポジションの必要証拠金は両方合わせて約100万円です。過去の為替変動をみると含み損を60万円くらい抱えることもあります。
なので、「証拠金+100万円」くらいの資金を準備しておくと余裕をもったポジション維持ができます。仮に200万円でこのポジションを保有したとすれば、月2万円のスワップポイントは年間24万円に相当します。年利回り換算でいくと12%になります。
この状況からいくと「決済を焦る必要はない」ともいえます。
でも、この状況はなかなかの曲者でもあります。ポーランドズロチも今は落ち着いた通貨ですが、リーマンショック時にはかなり荒れました。米国が今後も利上げをしていく姿勢を鮮明にしている状況では、他の新興国通貨に引っ張られて大きく動く可能性も十分にあります。
ポーランドズロチは、ユーロと値動きが連動する準ペッグ通貨でもあります。ユーロ円が崩れれば、ポーランドズロチ円も崩れるので両建てにしておくことで、含み損が想定以上に大きく膨らむ事態はマレです。
その特徴を活かして、もう少し利益を伸ばしていければと目論んでおります。