ポーランドズロチ 新興国通貨比較
ポーランドズロチとユーロ円のサヤ取りポジションに利益が乗ってきました(過去記事:ポーランドズロチ円42万買い ヘッジにユーロ円売り?)。の応用形としての売買でもあるのですが、いつもながら利益の出方が面白いです。今回は、同じ新興国通貨との比較もしてみました。
トルコリラ・ランド・ズロチ どこが強いか?
現在のポジションは「ユーロ円10万売りーポーランドズロチ42万買い」という形になっています。MT4で走らせていEURPLN自作EAをくりっく365で作った合成ポジションとなっています。
差引56,200円の利益となっていますね。ここには表示されていませんが、スワップポイト累積額も5000円ほどあります。合計約6万円くらいの利益ということになります。
このサヤ取りポジションは、3つの利益の出るパターンがあります。
- ポーランドズロチ円上げ ユーロ円下げ
- ポーランドズロチ円大きく上げる ユーロ円小さく上げる
- ポーランドズロチ円小さく下げる ユーロ円大きく下げる
今回の利益パターンは3番ですね。正直に書けば、この両建てポジションを作ったときの予想としては2番でした。ポーランドズロチ自体が大きく反発しそうな感じがしたのです。しかしながら、現実にはポーランドズロチとユーロ円の両方が下げながら、ユーロ円の下げ幅が大きくなることで利益が出るという流れになっています。
自分の想定から少しズレた動きでも利益になっていく。
これが、サヤ取りの良いところでもあります。
この両建てポジションの決済タイミングは、自作EAに従っていきます。いつものような値動きをしてくれれば利益はまだ伸びそうです。絶対確実はないので、過信せずにやっていきます。
参考までに、ここ2か月の新興国3通貨の値動きを大雑把に比較してみました。
7月6日始値〜9月3日終値までの約2か月間の変動値幅
通貨ペア名 |
7/6始値 |
9/3終値 |
変動値幅 |
変動率 |
---|---|---|---|---|
ZARJPY |
9.815 |
8.795 |
ー1.020 |
ー10.39% |
TRYJPY |
44.85 |
40.22 |
ー4.63 |
−10.32% |
PLNJPY |
31.77 |
31.57 |
ー0.20 |
−0.63% |
- くりっく365のデータ使用
- ZARJPY:南アフリカランド円
- TRYJPY:トルコリラ円
- PLNJPY:ポーランズロチ円
ポーランドズロチも新興国通貨の一つですが、2か月前と比較してほとんど下落していません。ずっと観察しているのですが、ポーランドズロチは強い通貨です。
ポーランドズロチの値動きもわかり易いところが気に入っています。ポーランドズロチが大きく下げるのはほぼ決まって「ユーロ円が大きく下げる時」です。ポーランドは、経済的にユーロと非常に結びつきが強くその通貨ズロチは、ユーロに値動きが連動しやすいのです。
今回の比較でポーランドズロチがほとんど下げていないのは、ここ2か月ユーロが強めだったことも影響しています。つまり、ユーロ円が大きく下げるような局面ではポーランドズロチ円も大きく下げる可能性が高くなります。
この傾向は、売買にそのまま応用できます。ポーランドズロチ円を買う時はヘッジにユーロ円を売っておいて両建てを基本とするというサヤ取り的な使い方です。
単純にEURPLNを売買するのが一番良い気もするのですが、日本国内の業者では「スプレッド」と「スワップポイント」の取引条件が良くありません。特に、スワップポイントはどこの業者さんも不利なため、私のように長期保有が基本のタイプには不利に働きます。
この点、くりっく365は売買同値スワップポイントのためこの問題が一気に解決します。スプレッド的には少々不利な時間帯もあるのですが、長期保有タイプには総合的にくりっく365が有利なことが多いと感じています。
あとは、状況に応じて使い分けていきます。いつも通りであれば、あと数週間くらい保有すると決済時期が訪れるはずです。あくまで予定ですけどね。岡三証券では、くりっく365では珍しいキャッシュバックキャンペーン実施中です。