Gemini 自動売買Duplitrade 新規EA
自動売買Duplitradeで新規追加されたEA「Gemini」は収益曲線が綺麗な右肩上がりででなかなか魅力的です。でも、それにはちょっとしたカラクリがあります。
綺麗すぎる収益曲線に隠された本質 Gemini検証
Geminiの損益曲線です。綺麗な右肩上がりで推移しています。これまでのとこと大きなドローダウン発生もなく、素晴らしい成績を出しています。
Geminiの説明文はこんな感じになっています。
熟練助言者ジェミニはEURUSD, AUDUSD, EURJPY, USDJPY, NZDUSDを取引しています。いくつかのオシレータと移動平均をトリガーとしてそれぞれの通貨ペアを一取引ずつ同時に建玉します。ジェミニの手法は、利益を出している通貨ペアとそうでない通貨ペアをバランスさせるというもので、これによりリスク管理を最適化させます。利益確定注文は動学的に行われます。取引グループ全体で利益が出ているときには全決済されます。いっぽうで相場がアゲンストのときには追加の注文が出されますがその場合でも熟練助言者のマネーマネジメント制約に則って実行されます。 取引とその監視は熟練助言者おかかえのオペレータによって行われます。
具体的にどういう売買になるのかはこの説明文からはわからないものの、なかなか良い感じのEAという印象をもちました。
でもですよ。
この損益曲線だけみて、Geminiを「いつも好調なEAが遂にでてきた」と思い込むのは早計です。
いつも好調なEAなどないはずで、もう少し深くみておく必要があります。
過去の売買記録や保有ポジション状況などもみると、その理由がわかりました。
過去の売買記録をみると、1回1回の利益金額は小さ目です。利益10pips以下で決済することが多いのです。
もう一つ、保有ポジションの状況もみてみました。
薄赤色部分のポジションに注目です。NZDUSD売りポジションでー300pips以上の含み損を抱えているのが確認できます。
このGeminiは、利益小さく損失は大き目の傾向がありそうです。
いわゆるコツコツドカン系のEAです。
この手のEAは、勝率は80〜90%あるのは普通で相当高いのですが、コツコツ積み上げた利益をドカンと一回の損失で飛ばす傾向があります。
Geminiもそのタイプかなと思って、勝率を確認すると59.22%です。
売買記録をみると、ドカンとなる前に損きりしているものも多数あります。
どうも、コツコツドカンだけのEAでも無さそうです。
過去の売買記録をみてもいつもいつも含み損を抱え込むという訳でもないというのは安心しました。特に大きな含み損を抱えている通貨ペアはNZDUSDのみで、これには何か理由があるのかもしれません。
Geminiは運用成績公開してから1年も経過していません。もう少し売買記録をみてから利用検討してみたいと思っています。
今動かしているLegacyは、そのまま稼働中です。来年に入ったら、運用資金を増加させていくつもりでいます。