サヤ11000台で膠着 ここからの売買方針【原油サヤ取り2020年6月29日】
サヤ拡大の続いていた「ガソリンー原油」ですが、やっと落ち着いてきました。
そろそろ次の一手を打ちたいと思っています。
まずは、最近のサヤ変動状況をご覧くださいませ。
原油サヤ取り場帳状況
月日 |
原油11月限 |
ガソリン12月限 |
価格差(サヤ) |
---|---|---|---|
6月15日 |
25500 |
36820 |
11320 |
6月16日 |
27550 |
38620 |
11070 |
6月17日 |
27440 |
38390 |
10950 |
6月18日 |
26900 |
38180 |
11280 |
6月19日 |
27980 |
39030 |
11050 |
6月22日 |
27730 |
38920 |
11190 |
6月23日 |
28600 |
39610 |
11010 |
6月24日 |
28220 |
39330 |
11110 |
6月25日 |
26810 |
38200 |
11390 |
6月26日 |
27770 |
39030 |
11260 |
ここ2週間、ガソリンー原油のサヤは11000台で落ち着いています。
4月末には、7000台だったのが現在11000台ですので、4000以上拡大したことになりますね。
これくらい大きく拡大してくると、「そろそろ縮小かな」と漠然と思いたくなるものです。でも、まだ拡大の余地はありそうなんですよね。
理由の一つは、「サヤ拡大日数」です。
ガソリンー原油の過去のサヤ変動をみると、4〜6ヶ月くらいの周期があるんです。
つまり、一度「拡大」の方向に動き出すと4〜6ヶ月は拡大傾向で推移するということです。
この周期、いつも同じではないのですが、概ね10年以上この周期で動いているので、大きな目安にできます。
その目でみると、今回のガソリンー原油の拡大は4月末からなのでまだ2か月にすぎません。
まだ拡大狙いの方針でいけそうな気はしています。
ただねぇ。
今年は、新型コロナウイルスの影響が気になるところです。
原油相場も史上初のマイナスレートなんて市況を受けました。拡大でいくにせよ、縮小でいくにせよ。油断はできません。
損きりも視野にいれて、売買判断をしていきます。