勝負師に学ぶ FX必勝法
将棋・剣の世界など勝負の世界には、FX成功と共通する言葉や事項が沢山あります。今回は「不敗といわれた勝負師の秘訣」をご紹介します。この秘訣は、私のサヤすべり取りにとっても大切な部分です。
関根金次郎十三世名人の必勝法
実力名人制や将棋連盟を創始し、近代将棋の父と呼ばれた関根金次郎十三世名人が、あるとき「先生の必勝表は何ですか?」と尋ねられてこう答えたそうです。
「相手を選ぶこと」
羽生棋士の「大局観」で紹介されているエピソードです。この続きに書いてある事も興味深いです。
生涯不敗を誇った剣豪・宮本武蔵にも「戦う相手を選んでいたのではないか」という説がある。
この文章を読んだときに「ああ、その見方も案外正しいかもしれない」という気がしました。
確かに、宮本武蔵の戦歴をみるとほとんどの戦いは宮本武蔵から仕掛けています。この真偽はともかく、この部分で羽生棋士はこういう文章を残しています。
結局、勝負事における最善手は「負けたくなければ勝負をしないこと」。これに尽きるだろう。
これらの言葉の流れを聞いて、皆様はどのように感じるでしょうか。
私は、「勝負の世界に生きる人達の考え方は本当によく似ている」と感じています。
FX必勝の扇ともいえる部分は、「戦う相場を選ぶこと」です。
相場には流れがあります。その流れに応じて「戦い易い相場」と「戦いにくい相場」があります。勝つための基本として「戦い易い相場」を選んで戦えばそれほど苦労することなく勝ててしまうのが相場でもあります。
例えば、2017年現在でいくと株式相場です。ここ数年の株式相場は、「買えば儲かる」の流れが続いています。私の保有株も2倍・3倍になっているものがいくつもあります。
これは、剣豪や将棋名人が「相手を選ぶ事」を重視するのと同じです。
でも、この言葉をそのまま実行に移すのは難しいものでもあります。
今の株式相場が、「買えば儲かる」といってもそれがわかるのは株式相場に集中してずっとやっているからこそ、波に乗れるものだからです。例えば、私のようなFX・CFD取引が主力の投資家はこの恩恵は持ち株の上昇程度に限定されます。
「隣の芝生が青いから」的な参入は、戒めねばならないところです。私たちのような者が株式投資に本格参入するような時は、「誰もが買う時は天井」という相場格言の示すときでもあるからです。
なので、私の主戦場はFX・CFD取引にあります。株式投資は、長期保有以外は短期売買にちょっとだけ入れてあり、それ以上は投下しないというルールにしてあります。
FX運用 戦う相場選びが大切
話をFXに戻します。
私たちが日々場帳・グラフ記入を続ける大きな理由の一つは、「戦う相場を選ぶこと」でもあります。
場帳・グラフ記入をしながら「この波はうまく乗れそうか・ちょっと難しそうか」などを感じ取るようにしています。相場の流れにも乗りやすい流れがあり、その波を逃さねば、利それほど苦労なく利益を出せます。
2017年12月にきている波はなかなか良い感じです。きっちりとポジションを乗せていけるように日々の場帳・グラフ記入を続けます。