両建てFXスワップただ取りの仕組み
スワップポイントサヤ取りでやっている南アフリカランド円のポジション状況です。現在400万通貨の南アフリカランド円両建てポジションがあります。これで毎月6万円ペースくらいのペースで利益が発生しています。南アフリカランド円は今週大きく動いているのですが、この投資法はその為替値変動の影響はほとんど受けません。今回は、現在のポジションをもとにこの投資法の利益発生の仕組みをまとめてみました。
というので興味があるが、仕組みがよくわからない。
この要望に応えるべく記事を作成させていただきました。基本事項は以下にてまとめてあります。
両建てFXスワップ ほぼノーリスクで月6万円ペースのカラクリ
現在のポジションは、売りDMMFX−買いくりっく365で保有しています。それぞれの口座管理画面がこちらです。
売りポジション:DMMFX口座管理画面
買いポジション:くりっく365口座管理画面
南アフリカランド円が大きく上昇しているため売りポジションのDMMFX口座では含み損がでて、買いポジションのくりっく365口座では含み益がでています。合計で利益となっています。
これでは意味がわからないと思うので表にまとめてみました。
売りDMMFX |
買い:くりっく365 |
合計差額 |
|
---|---|---|---|
ポジション値 |
9.558円売り |
9.567円買い |
−0.9銭 |
含み損益 |
-1,536,000円 |
1,450,000円 |
-86,000円 |
スワップポイント累計 |
-322,400円 |
483,720円 |
161,320円 |
総合計 |
-1,858,400円 |
1,933,720円 |
75,320円 |
1番上の段が、ポジション作成値です。現在南アフリカランド円のスプレッドは、くりっく365が0.92銭(前月平均スプレッド)でDMMFXが1.4銭の合計約2.3銭となっています。両建てポジション作成の目安としては、2.3銭の半分の1.15銭より狭く作れれば成功ということにしています。
今回の両建てポジションのスプレッド差は、紫字の−0.9銭なので、この基準ではうまく出来たことになります。
2段目の青字の-86,000円が両建てポジションの為替差損益部分です。この含み損益は大体いつもこの水準になります。両建てなのでDMMFXとくりっく365の為替レートの違いで少し変動することはあるのですが、大きく増加したりすることはありません。
この含み損益は具体的にはスプレッド差によるものです。このスプレッド差を日々のスワップポイント差で埋めていくのが、スワップポイントサヤ取りのいつもの手順でもあります。
3段目は現在まで発生したスワップポイント合計です。一番右の青字部分が合計差額で+161,320円となっています。2段目のスプレッド分の損失をこの3段目のスワップポイント差額の利益が埋めていくという展開でこのスワップポイントサヤ取りの利益が増加していきます。
4段目が、赤字の75,320円が2段目と3段目を合計した現在の利益額です。
現在の10万通貨あたりのDMMFXの売りスワップポイントはー90円でくりっく365の買いスワップポイントは平均約140円となっていて差額の50円分が利益となります。400万通貨両建てだと50円×40=2000円で毎月6万円くらいのペースで増加中です。
既にスプレッド差は埋め終わっているので、あとはスワップポイントに大きな変動がない限り利益が増加する一方となります。
この僅かな差額をとっていくやり方はサヤ取りと呼ばれ、商品先物などでも昔からある方法です。霞を取るようなやり方と揶揄されバカにされることも多いのですが、失敗することがほとんどないため、これをベースに大成功した相場師が多いという特徴があります。
日々の利益額は小さいのですが、地道に続けて利益を積み上げていくことで結構なものになります。私の保有ポジションと運用状況は定期的にこういう形で公開していますので参考になれば幸いです。
この投資法のカギを握るのは、買いポジションと売りポジションでどこを使うかです。現在の最適業者は下記にてまとめてあります。