メキシコペソ円 スワップポイントサヤ取りについて
メキシコペソ円でのスワップポイントサヤ取りで注意して頂きたい点についてまとめました。大きな注意点は3つあります。いずれも安定した利益を出していくうえで大切なことですので、ご確認をお願いいたします。
メキシコペソ円 3つの留意点
高金利通貨ペアで人気急上昇中のメキシコペソ円、スワップポイントサヤ取りでも注目度上昇中です。
ちなみに本日のスワップポイント状況は以下のようになっています。
2018年11月26日 メキシコペソ円スワップポイントランキング
本日スワップポイント差31円(買い150:売り−119)です。
メキシコペソ円買い高スワップポイント受取上位口座
FX口座名 | スプレッド | 買い |
---|---|---|
LIGHT FX | 1.8銭 | 150 |
みんなのFX | 1.8銭 | 150 |
セントラル短資FX | 0.5銭 | 150 |
FXプライム byGMO | 原則固定1.9銭 | 150.0 |
マネーパートナーズFXnano | 原則固定0.5銭 | 130 |
外為どっとコム | 原則固定0.5銭 | 120.0 |
メキシオコペソ円売りスワップポイント低負担口座ランキング
FX口座名 | スプレッド | 売り |
---|---|---|
岡三オンライン証券 くりっく365 | 約1銭 | -119.0 |
LIGHT FX | 1.8銭 | -150 |
みんなのFX | 1.8銭 | -150 |
セントラル短資FX | 0.5銭 | -150 |
サクソバンクFX | 0.2銭 | -157.3 |
これは10万通貨でのスワップポイント比較です。スワップポイント差31円、なかなか魅力的です。
10万通貨といっても、為替値が5.5円前後ですので約定代金は55万円とNZドル円1万通貨よりも少ない金額です。
100万通貨のポジションを作っても、約定代金550万円で最低必要証拠金は通常のFx口座で22万円程度です。
ユーロドルで10万通貨スワップポイントサヤ取りをする資金があれば、200万通貨分のポジションが作れてしまう感じです。
仮に500万通貨でスワップポイントサヤ取りポジションを作ったとすれば、見込める利益金額は以下のような計算式になります。
- 500万通貨両建てで31×50=1,550円
- 1ヶ月で1,550×30日=46,500円
- 1年で1,550×365日=565,750円
2018年11月現在、通常FX口座での500万通貨の最低必要証拠金は22×5=110万円です。
メキシコペソ円は1日で5%くらい動くようなときがあります。0.5円くらいの余裕は持たせた方が安心できる通貨です。
- 500万通貨×0.5円=275万円
片方の口座に110+275=385万円ずつ入金したとすれば、両建てする2口座で必要資金は770万円くらいになります。
この資金で、為替予想不要で上記565,750円の利益が得られるという状況になっています。
無論、良い話ばかりではありません。注意すべき点が3つほどあります。
メキシコペソ円両建て 3つの注意点
メキシコペソ円は、一気に動く傾向があります。その時の1日の変動幅はかなり大きいです。先月2018年10月29日にも高値5.785−5.579と1日で約3%下落した時があります。
米ドル円などに置き換えれば、1日で3.5円程度動いたのと同じですので相当な値動きです。
先程の計算式では、0.5円ほどの余裕を持たせてあるのですが、本当の激変時期にこれで十分かどうかは自信がありません。
油断はされないでください。
メキシコペソ円などの高金利通貨は、相場暴落期などにはレバレッジ規制が入ることがあります。
実際、南アフリカランド円・トルコリラ円では数か月前にレバレッジ25倍⇒レバレッジ10倍までという規制がいくつかのFX口座で実施されています。
こうなると、通常時よりも必要証拠金が2.5倍になるなどの状況となるため、口座資金を上乗せするなどの対応が必要になります。
スワップポイントサヤ取りは、スワップポイント差が開いている限り、両建てポジションを維持していけば利益が上乗せされていきます。
ただ、ポジションを作った段階では、各Fx口座のスプレッド分だけ損失となります。そのスプレッド分を利益で埋める日数目安をスプレッドコスト回収日数と呼んでいます。
スプレッドコスト回収日数を超えるまで、スワップポイント差が開いたままの状態が続くかどうかは、利益にできるかどうかの分岐点でもあります。
メキシコペソ円は、スプレッド0.5銭と一見狭い通貨ペアというイメージがあるかもしれません。
でも、そもそもの為替水準が5円台と低目のためメキシコペソ円スプレッド0.5銭は豪ドル円などであれば5銭に相当する水準です。
- 買い口座:セントラル短資0.5銭 150円
- 売り口座:くりっく365約1銭 ー119円
- スプレッド差:1銭+0.5銭=1.5銭
- スワップポイント差:150−119=31円
これは、本日の最適組合せから抜き出したものです。
メキシコペソ円10万通貨でスプレッド0.1銭はスワップポイント100円に相当します。
31円のスワップポイント差で、1.5銭(=1500円)のスプレッドコスト回収日数を計算してみます。
- 1500円÷31円=約49日
49日ですので、スプレッドコスト回収日数は約1.5カ月かかります。
メキシコペソ円でスワップポイントサヤ取りをする際は、この辺にご留意の上検討されることをおすすめいたします。
主要通貨ペアの状況は下記にて日々更新しています。