トルコリラ円取引条件向上継続中
スプレッドは狭くなり、スワップポイントは上昇中
投資家が望む形で、スプレッド・スワップポイント共にトルコリラ円の取引条件が向上中です。数か月前とはかなりの変化がありますので、最近の状況をまとめておくことにしました。
トルコリラ円スプレッド・スワップポイント比較 2017年8月
トルコリラ円で高スワップポイント・低スプレッド上位競争は、概ね4口座に絞られます。
全口座入れると見にくくなるので、その4口座(GMOクリック証券・ヒロセ通商・マネーパートナーズ・デューカスコピージャパン)で比較表を作成してみました。
FX口座名 |
スプレッド |
買い |
売り |
---|---|---|---|
原則固定2.9銭 |
117 |
-127 |
|
原則固定1.9銭 |
114 |
-199 |
|
0.5-0.7銭中心 |
96 |
-113 |
|
原則固定1.9銭 |
94 |
-104 |
トルコリラ円売買をどのように運用するかで使う口座は違ってきそうです。
トルコリラ円 2017年8月スワップポイント情勢
高スワップポイントを活用してトルコリラ円でスワップ投資をするのであれば、現状GMOクリック証券が最適口座です。
トルコリラ円サヤ取り スワップポイントランキングなどで毎日の推移だけを見ればヒロセ通商が競り合っているかのように見えたりもするのですが、そこにはちょっと特殊な事情があります。
ヒロセ通商は、毎週のスワップポイント3倍デーにトルコリラ円スワップポイントだけがカクンと落ちる傾向があります。
このため、日々のスワップポイント単純比較ではGMOクリック証券と並ぶのですが、1週間の平均でみるとちょっと差がつく結果となっています。
トルコリラ円 2017年8月スプレッド情勢
スプレッドは、デュカスコピージャパンの圧勝です。
固定スプレッドではないのですが、前から1銭未満水準でのスプレッド提供を続けています。先週の実績は以下のような画像で公開されています。
手数料込で0.5−0.7銭の配信率が55.6%です。しかも、1.0銭以下での欧州時間配信率は93.53%です。
他の口座でも、原則固定をうたっている時間帯は欧州時間が中心です。原則固定とはいえ他口座では1.9銭が最狭水準であるのに、デュカスコピージャパンでは1銭以下で売買ができるということになります。
トルコリラ円を売りで仕掛けるケースも最近はでてきています。
高スワップポイントのトルコリラ円を売るのであれば、短期勝負が中心となります。短期勝負では、低スプレッドが勝負の明暗を分けることにもなります。
現実のトルコリラ円売買では、これらの要素を総合的に見て使う口座を選んでいくことになりそうです。