運用通貨の絞り込みが「専業トレーダーへの近道」と言われる所以
FXの裁量トレードで安定した利益を出せるようになっている方は、運用通貨を1〜3通貨くらいに絞り込んでいる傾向があります。
逆に、いろんな通貨に手を拡げている方は、暴落などがあるたびに苦しんでいる傾向もあります。
ここで明暗を分けるポイントとなるのが「運用通貨を絞り込めているかどうか」という部分です。
私は1通貨専門・豪ドル円専門でやっています。
今回の記事では、運用通貨を絞り込むことの良さをメリット・デメリット部分からまとめてみました。
まずは、豪ドル円手書きグラフの状況からご覧ください。
豪ドル円手書きグラフ状況 2020年5月26日
上げ気味の流れが継続中とみています。
売買方針は、「買い継続中」です。
買いポジションは、保有したままです。
ただ、新規買いポジションを積極的に作るつもりはありません。
そろそろ上げの最終局面に入っている可能性があるからです。
買い方針ではあるものの大きく上げるような局面となれば決済を中心に検討していく、そんな状況です。
少し、神経を使う局面です。
日々の作業をきっちりやりながら、売買判断を続けていきます。
今回は、私が豪ドル円だけで1通貨専門でやっている理由も記事にまとめてみました。
興味をお持ちの方は、お読みになってみてください。
運用通貨を絞り込むのは専業トレーダーへの近道?
私のやっている場帳・グラフによるサヤすべり取りは、豪ドル円のみでやっています。
1通貨ペア専門でやっていて、「なぜ、豪ドル円だけでやっているのか?」といった質問をいただくことがたまにあります。
運用通貨を絞り込んでいる一番の理由は「安定して利益を出せる方法の一つだから」です。
これは、運用通貨を絞り込むメリット・デメリットという視点でみて頂くとわかりやすいかもしれません。
- 失敗したときに埋め合わせが出来ない。
- 他の通貨の売買チャンスを逃してしまう。
運用通貨を絞り込むデメリットを上げるとすればこの2つがあると思います。
いろんな通貨で運用していれば、1つの通貨で大きな損失をだしても他の通貨の利益で埋め合わせることができることがあります。運用通貨を絞ってしまうと、それが出来なくなります。
また、運用通貨以外の通貨ペアで売買チャンスが到来しても気づくことがなくなります。当然、「儲けそこなった」という気持ちになることもあるはずです。
逆に、運用通貨を絞り込むメリットは3つあります。
- 失敗の本当の原因にたどり着きやすくなる。
- 自分の運用技術レベルと課題がみえてくる。
- 経済ニュース・運用通貨探しが不要となり、ポジション操作がシンプルで洗練されたものになる。
まず、運用通貨を絞り込むことで運用に失敗したときに、言い訳ができなくなります。
言い訳というのは「あの重要発言のせいで損した」といった、自分の運用技術とは関係のない言い訳です。
言い訳できないってのは、自分を成長させる上でとても大きな役割を果たします。
実は、運用の失敗のほとんどは「自分自身の運用技術の未熟さ」にあることが多いものです。
でも、運用対象が沢山あるような場合「あの通貨だから損をした」的な解釈をしがちなところがあります。
運用通貨を絞り込むことで、失敗の本当の原因にたどり着きやすくなります。
そして、失敗の原因が明らかになることで、自分の運用技術のレベルも思い知らされることになります。
同時に「ためし玉がヘタだ」とか「分割売買がチグハグだ」などの今後の課題も浮き上がってきます。
こういった課題がはっきりしてくれば、「次の運用ではこうしよう」という目標もはっきり見えてきます。
この流れに乗ってくるおkとで、外部ニュースなどよりも「自分自身を磨く事」に集中するようになり、ポジション操作がシンプルで洗練されたものになっていきます。
師匠林輝太郎の言葉を借りれば、「これがプロの世界の入り口」ということになるかと思います。
これらを徹底することは、言葉ほど簡単ではありません。
私も完璧にできていない部分もあります。
でも、少しづつでも徹底していくことで、運用技術は着実に伸びていきます。
運用通貨を絞り込んでいくからこそ、日々1分の場帳・グラフ記入だけで手間少なく利益が出していけるようにもなります。
頑張っていきましょう。
豪ドル円 裁量トレード 関連ページ
豪ドル円 サヤすべり取り 運用関連ページ
サイト内他記事