原油先物マイナス 豪ドル円売買への影響【2020年4月22日】
原油先物相場のマイナスは衝撃的でした。私自身の相場運用にも大きな影響がありました。
良い意味で気持ちが引き締まりました。
いつもの手書きグラフの状況とともに、その辺のことについても書かせていただきます。
豪ドル円手書きグラフ状況 2020年4月22日
4月22日記入分までの豪ドル円手書きグラフです。豪ドル円の大きな流れに変化は感じられません。
これまでの「買い方針」はそのまま継続です。
そろそろ買おうかなと思っているんですけどね。
今日の朝辺りは新規買いポジションをつくろうかと思っておりました。
でも、ちょっと待てよ。
・・・という気分になり、注文を止めました。
心にブレーキがかかってしまったのです。
原油マイナスレートの意味すること
ブレーキの原因は、昨日の「原油先物相場のマイナスレート」です。
私も、先物相場と25年以上の付き合いがありますが、初めてみました。
そもそも、マイナスでも取引されること自体知りませんでした。
あり得ないことではないんですね。
豪ドルは、原油輸入国ですので、原油価格下落による直接の影響は少ないです。
ただ、原油相場が資源相場全体に与える影響が大きいので、それによる影響を受けるという感じです。
でも、この現象をみてから、為替相場に対する認識も考え直さないといけない部分があると感じました。
まず「リーマン時の安値」なんて気にしないようにしようということです。
つまり、「リーマン時の豪ドル円の安値が50円台だから、それ以上下がらない」なんて考えないということです。
だってそうですよね。
原油先物がマイナスレートになったことを考えれば、豪ドル円が50円割れするなんて十分すぎるくらいあり得ることです。
豪ドル円が今後崩れだしたときは「50円は割らない」なんて頑張るのは止めます。40円台・30円台だってありうるという気持ちでポジション操作をしていきます。
こういう現象は、良い意味で本当に身の引き締まる思いです。
もしかするとですが、今回の新型コロナウイルスは世界経済にとってリーマンショック以上の大きな悪影響を及ぼすことになるのかもしれません。
この原油先物マイナスレート、皆さんはどうみていますか?
私は、これから始まる大変動相場への警告としてとらえることにしました。
油断していると、一気にやられてしまうというリスクをもっと強く意識していきます。
これは「ここから大暴落が始まる」とか「豪ドル円が大きく下げる対策を打とう」というものではありません。
こう受け止めて、自分のポジション操作を油断なくやっていくことで、ここからの荒波を切り抜けていきたいという決意のようなものです。
最近無駄な売買をしてしまうなど気持ちがたぶんでいるところがあります。ここいらでピシッとしていきます。
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