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越後正一に学ぶFX

相場の神様というと私が一番最初に頭に浮かぶのが山崎種二さんです。でも、同時代にもう一人相場の神様と呼ばれた人がいます。越後正一さんがその人で、伊藤忠商事の第5代社長でもあります。また、映画やドラマともなった不毛地帯の登場人物の一人「大門一三社長」のモデルともなった方で相場の神様としての知名度は越後正一さんのほうが上かもしれません。

 

今回は、越後正一さんの相場哲学を引用させていただきました。

越後正一 もう一人の相場の神様の重要ポイントとは

越後正一さんの相場信条で最重要ポイントとされているのがこれです。

 

過去の相場の上げ下げの値幅期間を重視せよ。

 

越後正一さんが活躍したのは繊維相場なのですが、この言葉はFXにも通用する部分です。歴史は繰り返すといわれるとおり、過去の値動きの分析は重要です。

 

上げ相場が続くとどこまでも上げそうな気分になり、ついつい買いポジションを作ってしまいがちですが、いつまでも上がる相場はありません。上げし相場はいずれ下げるもの。後から見てみれば、その上げ下げはいつも通りの変動に過ぎなかったということはよくあることです。

 

それがわかっていても「今回の上昇は違うかもしれない」と思わせてしまうのが、相場の恐ろしさでもあります。周囲が「上げる」「下げる」のどちらかに偏っているときこそ、「本当にそうなのか?」と冷静に相場を見ていく重要性を越後正一さんの言葉は教えてくれます。

 

その冷静な判断の基礎資料ともいうべきものが値幅期間でもあります。

FXでも期間は重要

越後正一

繊維相場とFXで違うところは値幅はそこまで重視していないところです。

 

繊維相場を始めとして商品先物相場というのは、生産者価格という原価が存在します。相場が生産者価格を割るところまで下げてしまうと生産者は赤字生産となるため働く意欲を失い生産量が大きく降ります。

 

生産量が落ちると商品先物相場は高騰することになるので、この辺が下げの限度となります。

 

上げ相場も同様で、高くなりすぎるとその商品を買ってくれる人がいなくなります。その一方で生産者は高値で売るためにどんどん生産量を増やします。その結果、まもなく商品相場は値下がりを始めることになるわけです。

 

この上げ下げは一朝一夕でおきるわけでなく、数ヶ月単位くらいの周期でおきます。この特徴をしっかりと抑えておけば、商品先物で大きくやられるのをかなり防げます。

 

これらの値動きの特徴と私のFX・商品先物の経験から値幅に関してはあまり重視する必要はないと思っています。

 

通貨は商品先物と違い生産者価格というものがないからです。その国の実情により「これ以上円高になると困る」という部分はあるのですが、それは米ドル円などの中心通貨だけに限られます。豪ドル円が60円を割ったら困るというような政府関係者の発言は今まで聞いたことがありません。

 

でも、期間は重要です。私のサヤすべり取りレポートでも期間は重要ポイントとしてまとめてあります。上げるにせよ、下げるにせよ、ある程度の波が存在する通貨ペアがいくつかあります。そういう通貨ペアを売買していくときは、この周期は利用価値大です。

 

越後正一さんの言葉をかみ締めながら、自分の売買が基本からズレてしないかどうかを改めてチェックしておこうと思います。1日1分の作業を続けていくだけですが、基礎を定期的にチェックしていくことで気を引き締めておくつもりです。。


2014/11/26


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