ポーランド売り 上げ続ける新興国通貨
本日、MT4で走らせているEURPLN(ユーロ・ポーランドズロチ)の自作EAにて1000通貨買いポジションが発生しています。EURPLN買いは、ユーロ買いのポーランドズロチ売りとなります。このタイミングに合わせて裁量トレードで10万通貨買いポジションの指値注文を出しておきました。使っているのは、72通貨ペアの取扱いがあるOANDAJAPANです。
ユーロ買い・ポーランドズロチ売りポジション状況 勝負は2週間
MT4のEURPLNチャートです。緑色の点線が2つあるのが確認できるかと思います。上の緑点線が1000通貨買いポジション成立値4.01690です。朝方追加で出した注文がしたの緑点線で現在3,99000で出してあります。この指値注文はヨーロツパ取引が始まる時間になったら変更する予定です。
昨日一時的に起きたEURPLNの4.0割れは2011年7月以来約3年7か月ぶりのことです。
本当は成行注文でサクッとポジションを作りたいのですが、EURPLNのようなマイナー通貨だと自国市場であるヨーロッパ市場の取引が始まらないとスプレッドが大きく開いてしまうことがあります。今日の朝もそういう状況でしたので、仮指値を出しておいて変更する形にした次第です。ちなみに、このポジションはポーランドズロチを売る形になるのでマイナススワップポジションとなります。結構大きな負担となるので、勝負は2週間程度とみています。
しかし、ポーランドズロチもよくここまで上昇したものです。
チャートをみると一見ポーランドズロチが下げているように錯覚するかもしれません。でも、現実にはユーロに対してここのところずっとポーランドズロチは上げ続けているのです。この期間、新興国通貨が大きく崩れている中でポーランドズロチは安定した強さを誇示しています。
しかしながら、一体化しているといっても良いくらいユーロ圏とポーランド経済は深く結びついています。その環境化でポーランドズロチ高が大きく進む状況は、工業国ポーランドとしては望ましくはありません。ポーランドズロチは、ユーロの準ペッグ通貨としての性質をもっているためそろそろ調整が入りそうな気もします。とはいえ、ポーランド金融当局ががEURPLNの誘導水準を3台に引き下げた可能性もあります。もしそうであれば、ポーランドズロチは更に高騰してEURPLN値は下げ続けるというリスクもあります。損きりも覚悟しながら注文を出するつもりです。
OANDAJAPANは、MT4自動売買専用というイメージがとても強いのですが実は純粋な裁量トレードにも耐えられる設計になっています。米ドル円0.3銭・ユーロドル0.5pipsと主力通貨のスプレッドも最狭水準、南アフリカランド円のスワップポイントは最高水準というユニークな特徴をもっています。