2019〜2020年 年末年始急変動に備える
年末年始は商いが薄くなるせいか、急変動のリスクが高まります。その対策のために現在の余裕資金の確認をしておくことをお勧めします。
今回は、私の保有口座での余裕資金を確認してみました。
てのスワップポイントサヤ取りポジション点検
2019年12月24日現在のヒロセ通商口座の管理画面画像です。
今保有中のポジションは、南アフリカランド円300万通貨買いポジションです。
現状、売りポジションとのスワッププポイント差が10万通貨で50円程度あるので、300万通貨だと1日1500円、月4.、5万円程度の利益ペースとなっています。
このままのスワップポイント差が続くようであれば、来年以降も両建てポジションを維持して利益を貯め続ける方針になっています。
年末年始もポジションを持ち続けるとなれば、2019年年初のようなフラッシュクラッシュのような値動きには十分に注意せねばなりません。
2020年も同様のことが起きるとは思えないものの、年末年始は特に薄商いになりやすいので、その時期の急変動は十分に警戒せねばなりません。
スワップポイントサヤ取りで、この急変動大作のためにやっておくことは2点です。
- 強制ロスカットまでの余裕を確認する。
- 余裕が不足気味と感じるときは口座資金を充当しておく。
まあ、作業自体は簡単ですよね。
ちょっとやってみましょう。
先程の画像をもう一度ご覧ください。
私の口座状況はこんな感じです。
- 口座資金800万円
- 評価益103万円
- 評価損益込み資金800+103=903万円
- 必要証拠金:120万円
- 余裕資金部分:903−120=783万円
- 強制ロスカットライン:120万円割れ
こんな状況ですので、強制ロスカットまでの余力をみるには、783万円がどこまで下落すれば120万円割れになるかを計算すればよいです。
- 計算式:(余裕資金部分ー強制ロスカットライン)÷保有ポジション数量
- 計算:(783−120)÷300万通貨=2.21円
南アフリカランド円が、現在値から2.21円下落すると「強制ロスカットの恐れがでてくる」ということになりますね。
南アフリカランド円現在値7.68円ですので、7.68−2.21円=5.47円が強制ロスカットされる想定地点です。
私の余裕資金の基準はここでまとめています。
参考記事:スワップポイントサヤ取り 安全基準の目安
この記事での南アフリカランド円の基準が2〜3円です。
いつもの値動きであれば、全く問題ないですよね。
この辺を目安にして、追加資金を入れるかどうかの判断をします。
今のところ余裕資金は入れなくてよいかなと思っています。
ただ、年末年始にかけて南アフリカランド円が下げていくような展開もあるかもしれません。
そうなった時は、最低でも2円以上の余裕資金を確保できるようにしておくつもりです。
それほど下がらなかったとしても、大晦日から1月3日頃までの間は使わない資金はこの口座に入れておこうかと思っているところです。
警戒しすぎと思われる方もいるかもしれませんが、今年年初のフラッシュクラッシュは、私自身も本当にビックリしたんです。
強制ロスカットされたポジションこそなかったものの、念には念を入れておきます。
備えあれば憂いなし・・・
売りl口座は1円程度の余裕を維持
スワップポイントサヤ取りは、買い口座と売り口座の2口座で両建てして利益を溜めていく運用法です。
ここまで買いポジション口座の余裕資金について書いてきました。
「売りポジション口座の余裕資金はどうするのか」
こう疑問を持たれた方もいるかもしれません。
結論から書くと、「売りポジションの方の余裕資金は値動き1円程度を維持」の方針です。
買いポジションよりも、随分薄い余裕資金ですが、今のところこれで十分とみています。
この理由は、「急変動はポジションが大量にある側で起きやすい」からです。
南アフリカランド円は、高金利通貨の代表格としても人気のある通貨ペアです。
当然ながら、南アフリカランド円ポジション保有者は「買い」に大きく偏る傾向にあります。
低スワップポイントで有名なDMMFX口座でも、南アフリカランド円売買比率は、「買いが65%以上」です。
高スワップポイント口座であれば、この比率はさらに「買いが大きくなる」というのは容易に推測できます。
この状況では、大き目の下げで強制ロスカットが連発されるような事態になると、次々に強制ロスカットが発生して「売りが強制ロスカットを誘発して大きな下げ」となりかねません。
逆に、上げ相場で一部の売りポジションが強制ロスカットになる状況がでたとしても、それによって他の売りポジションが強制ロスカットになっていく展開は可能性としては薄くなります。
こういったことから、南アフリカランド円は「買いポジションの余裕資金は厚目」「売りポジションの余裕資金は比較的薄目」という形で両建てポジションを維持しています。
あとは状況をみながら、対応していきます。