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カバードコール戦略を米ドル円で仕掛ける意図と思惑

米ドル円 カバードコール FX FXオプション 3

 

非公開口座で保有していた米ドル円買いポジション10万通貨をくりっく365口座にまとめています。

 

このポジションは、FXオプションから始めるスワップ投資のポジションの一つとして扱っていきます。

 

 

今回は「カバードコール戦略からのポジション作成」で仕掛けています。

 

その内容・思惑などをまとめました。

 

 

米ドル円 新規ポジション内容

 

今回仕掛けたポジションは、2つです。

 

FX(くりっく365口座):米ドル円買い10万通貨

 

米ドル円 カバードコール FX FXオプション 2

 

単純な米ドル円買いポジションで、買値は107.390円です。

 

FXオプション(サクソバンク証券)米ドル円コールオプション売り10万通貨

 

米ドル円 カバードコール FX FXオプション

 

FXオプション具体的な内容

 

  • 作成日:2019年10月8日
  • FXオプション内容:米ドル円 コールオプション売り
  • 作成時点の米ドル円:107.390円
  • 権利行使価格:108.000円
  • 権利行使期日:11月13日
  • 売買数量10万通貨
  • プレミアム:0.487
  • 利益上限:0.487×10万通貨=48,700円

 

口座を2つに分けたのは、くりっく365の米ドル円スワップポイントが他口座に比べて圧倒的に能くなる傾向があるためです。

 

FXポジションは、このまま長期保有となる可能性もあるので、スワップポイントの高さを考慮してくりっく365で作成したという次第です。

 

FXオプション売りは、ポジション作成時に利益が発生します。

 

今回の記事タイトルの48,700円利益はこのポジション作成によるものです。

 

この仕掛けは、FXオプションの教科書に必ず書いてある「カバードコール戦略」という仕掛けそのものです。

 

このポジションを作った背景について説明する前に「カバードコール戦略」がどのようなものかについて説明させてください。

 

カバードコール戦略とは

 

カバードコール戦略は、FXとFXオプションを組み合わせて行うものです。

 

具体的には、2つのポジションを作成します。

 

  • FX:米ドル円買いポジション(上昇すると利益
  • FXオプション;コールオプション売り(下落すると利益

 

こうすることで、米ドル円が下落した場合でも、FXオプションで利益が出せます。

 

下げ相場でも含み損をある程度相殺してくれる効果があるということです。

 

その一方で、米ドル円が大きく上昇した場合には、FXでの利益をFXオプションの損失が相殺する形になります。

 

つまり、米ドル円が「現在値近辺推移または「下げそうな時」に有効な戦略です。

 

私自身、権利行使日までの米ドル円は値幅は大きいものの往来相場を続けるのではないかと見ているので、このカバードコール戦略でのポジションを作成したということです。

 

以下、今回のポジションで発生する「4つの損益」「特長」「仕掛けの意図・思惑」と続きます。

 

今回のカバードコールの収益源と特長

 

もう一度、今回仕掛けたポジション画像を載せさせていただきます。

 

FX:米ドル円買い10万通貨

 

米ドル円 カバードコール FX FXオプション 2

 

単純な米ドル円買いポジションで、買値は107.390円です。

 

FXオプションでの米ドル円コールオプション売り10万通貨

 

米ドル円 カバードコール FX FXオプション

 

FXオプション具体的な内容

 

  • 作成日:2019年10月8日
  • FXオプション内容:米ドル円 コールオプション売り
  • 作成時点の米ドル円:107.390円
  • 権利行使価格:108.000円
  • 権利行使期日:11月13日
  • 売買数量10万通貨
  • プレミアム:0.487
  • 利益上限:0.487×10万通貨=48,700円

 

このポジションで発生する損益は以下のようになります。

 

米ドル円カバードコール 4つの損益

 

  1. オプション:プレミアム受取利益 48,700円
  2. オプション:米ドル円が権利行使価格108円を超えるとその分損失となる。
  3. FX:スワップポイント発生予定額 期日までの約35日で24,500円(1日700円で計算)
  4. FX:米ドル円が107.390円を割るとその分為替評価損となる

 

FXオプション・FX共に2つづつの損益が発生します。

 

FXオプションのプレミアム受取利益とスワップポイント発生予定額は、相場変動とは関係なく利益になる部分です。

 

あとは、米ドル円変動によって最終損益が決まるという仕組みです。

 

4つの損益をまとめると、上昇時・下落時の損益は以下のような感じになります。

 

今回のカバードコール戦略の特長

 

  • 米ドル円上昇時:108.500円未満であればFXの単純保有よりも利益が大きくなる
  • 米ドル円下落時:106円台後半であればFXの含み損をプレミアム受取利益+スワップポイントが相殺がしてくれる状態
  • 米ドル円がさらに下落した場合でも、FX単独保有よりはFXオプション利益がある分少なくなる

 

大きく下げても、FXオプションプレミアム獲得利益があるのでFX単独で買いポジション保有すよりはましです。

 

困るのは、米ドル円が108.500円を超えるような上昇となった場合です。

 

この場合は、108.500円を超える部分はFXオプションの損失増加とFXの利益増加が同額になるので利益は増えません。

 

つまり、「何もせずに米ドル円買いポジションを持っていた方がよかったかも」ということになります。

 

今回のポジションでそうなった場合は、「FX+FXオプションを決済して利益確定」する予定です。

 

仕掛けの意図・思惑

 

ここでカバードコールを仕掛けたのは、今回の米中協議が「相場的には行って来いになる」とみているためです。

 

上げにせよ下げにせよ、5円以内くらいの値幅で往来するような展開が続きそうだという見通しです。

 

米中協議に関しては、当面完全にまとまることはない気がします。

 

  • ある程度の合意⇒米ドル円上昇
  • 後でもめる⇒米ドル円下落

 

今回の会合、会うという段取りがついたということは、「ある程度の合意」が見込めるはずです。

 

でも、その合意はしばらくするとどちらかが文句をつけて消えてしまいます。

 

中国としては、トランプ大統領の時代が終わるまでこのやり取りを続けて、できるだけ何も変えずに次の大統領との交渉につなぐつもりのような気がします。

 

問題の根底は、米国と中国による世界の最強国争いです。

 

簡単にまとまるはずがないというのが妥当な見方ではないでしょうか。

 

でも、日本も本格的に国力回復に戻るまでは相当の年月が必要です。

 

このままいけば、何年か後くらいには大きな円安相場が到来せざるをえないとみています。

 

その対策として、米ドル円買いポジションは長期保有前提で保有し続けています。

 

今回も、最終的に米ドル円が上昇して一旦決済するとしても、いずれは買いなおします。

 

このやり方は、軌道に乗ってくれば、毎月10〜20万円くらいの収益源になってくれそうです。

 

スワップポイントとプレミアム利益を受け取りながらやっていきますので、比較的気楽な運用もできます。

 

今後もポジション状況をお見せすることで、この有益性を理解していただけるよう努力していく所存です。

 

この運用では2つの口座を使用しています。

 

米ドル円売買で使用中、くりっく365は米ドル円で長期間高水準提供を続けています。

 

 

「売り」「買い」の両方が出来るFXオプション取引を提供しているのは、日本ではサクゾバンク証券のみです。FXオプション口座は、FX口座開設後に手続きできます。

 

 

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2019/10/08


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