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FTSE100 英国のEU離脱の影響

EU離脱問題に揺れる英国、離脱派がどんどん強くなってきています。外から見ると英国のEU離脱にメリットがあるとは思えないのに英国内では離脱すべきという声が強くなっていくというのは不思議ですよねぇ。私のFTSE100買いポジションも動かせない状況です。

外交巧者英国 EU離脱派勝利後のシナリオ

英国離脱 FTSE100

 

FTSE100売買では、●●▲■の場帖とこの月足平均足を売買道具としています。先月までは陽線で上げ気味だったのですが、ここ1週間で大きく崩れてしまい陰線転換濃厚となっています。

 

当初の予定では、英国選挙前に一部ポジションを決済しておこうかなと思っていました(参考記事:英国のEU離脱ニュースでトレーダーが見るべき視点)。

 

私の中では、「逆のパターンで動く可能性大」と思っていたからです。

 

  • 「離脱はしないだろ」という楽観的な予測が強くなってFTSE100上昇
  • でも、選挙近くなって波乱
  • 投票結果は英国残留決定で調整終了

 

こんな想定だったんです。

 

でも、英国内では本当に離脱すべきと考えている方が多いんですねぇ。EU市場からのメリットは大きいはずなのですが、国民からみるとデメリットがどうしても目についてしまうというのが現実かもしれません。

 

日本も参考にしておかねばならない点もあります。

 

例えば、移民問題です。EUの低所得国から多数の移民が英国に入ってきたことにより、英国民の低賃金化が進んだり、児童手当支給額が増加するなどの問題を重視している方も多いようです。

 

日本の国力復活と活力アップにも人口増加が不可欠です。出生率が簡単に改善できない以上、移民受入をもっと積極化することは活路を開くことにもなります。そのためにも、移民受入前の議論と法整備のモデルとして英国が現在抱えている問題を想定内として対応策も検討していくことが大切です。

 

英国全体の経済が成長しても、自分の生活自体がよくならなければ国民は納得はしません。EU離脱が英国内で大きな支持を集めているのは、その現実を示しています。

 

ただ、英国は昔から外交巧者としても有名です。今回のEU離脱問題でもEUから譲歩を引き出し、英国の要求を認めさせています。ここで、選挙結果が薄氷差で「EU残留」となれば、「英国内を納得させるためにこれをやってくれ!」という外交カードにすることもできます。

 

これも「外交巧者の一手」かもしれないと感じるのは、これだけが理由ではありません。

 

選挙で否定されたからといって、すぐにEU離脱となるほど簡単なことではないからです。

 

EU条約によれば、加盟国は一方的に離脱を通知することができる。ただし、実際の離脱(=EU条約の適用解除)は通知から2年後のことであり、その間に、離脱する国とEUは、離脱の手順や離脱後にどういう関係を構築するかについて交渉することになっている。また、EUは交渉期間を延長することもできる(引用記事:英国のEU離脱は長く困難な道のり!? | マイナビニュース)。

 

選挙で「EU離脱派勝利!」となったら、そこから英国とEUの交渉が始まります。この交渉次第で、「英国残留します!」なんて展開もあり得ます。「ギリシア」問題の時もそうでしたが、EUは離脱もかかってくると弱腰になる部分もでてきます。

 

外交巧者の英国がその隙をつく流れが選挙後にでてきそうです。

 

為替相場は先見性があるので、選挙前の混乱はそろそろ留まるかもしれません。FTSE100の買いポジションは今は決済はしません。レバレッジ2倍程度で保有すれば年利10%近い配当相当額あるいは金利調整額が頂ける状況なので、損きりして決済する必要もないからです。

 

今の混乱が落ち着けば、いずれ相場も戻ってきます。その時に、改めて利益確定の検討をします。まずは、6月16日に予定されているGMOクリック証券CFD口座でのFTSE100金利調整額をしっかりと受け取っておきます。

 

3ヶ月に1回の大型ボーナスです。いくらになるか楽しみです。毎週配当のくりっく株365でも、配当相当額は発生し続けていますのでゆったりまいります。

 

CFD取引初心者向け FTSE100配当金生活

2016/06/14


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