FX失敗のほとんどはこれが原因 相場師安田善次郎に学ぶ運用極意
新年でもあるので、自分への戒めを1つ書かせて頂きます。
水面の月影をつかもうとすると深みにはまる。〜 安田善次郎
安田善次郎は、みずほ銀行・損保ジャパン・明治安田生命などの基礎を作った人物で当時「銀行王」と呼ばれた方です。相場でも巨額の利益を出し、それを事業に投下して更に成功しています。安田善次郎の得意市場は「通貨市場」ですので、私たちFX投資家の大先輩でもあります。
「水面に浮かぶ月影」とは、他人が相場で儲けている姿です。他人が儲けている姿を羨ましがって、自分もといって手を出すと危ないという注意の言葉です。
私は、昔からこれはよくあります。
ポジションを早目に手仕舞いしてゼロにした後などに更に上げていくと、ポジションをもって利益を増やしている人が羨ましくなったりします。そんなときに、「自分ももうちょっと儲けよう」と思って買いポジションを作ったりすると深みに嵌ってしまうことがよくあります。
安田善次郎の言葉は、そんな行動を戒めています。
この言葉には、売買判断の時に全体の意見や雰囲気に呑まれると判断力が弱くなるという警告の意味もあるという気がします。
為替相場全体が円安ムードが強くて心が大きく揺れてしまう今のようなときこそ、心に留めておきたい相場格言という気がします。
平常時の売買判断を大切に、自分のペースで売買をしていけばFXで大怪我をすることはあまりありません。
失敗の原因のほとんどは、この安田善次郎の言葉のように「水面に浮かぶ月影」を掴もうとしてルール破りをしてしまう事から始まります。
今年もよろしくお願いいたします。
「お気楽FX 相場生活入門」 1月2日 更新情報