レバレッジ付き定期外貨取引 運用のコツ
昨日記事レバレッジ付き定期外貨取引 私の最初の設定始動の設定を本日変更しています。その理由は、始めてからわかったレバレッジ付き定期外貨取引独特の証拠金維持率計算方法にあります。
これから始められる方は意識しておいた方が良い部分なので、記事にまとめました。
証拠金維持率の理解重要
昨日の設定を一旦削除して本日再設定したのがこちらです。
ちなみに、昨日設定して本日取消たのがこの設定です。
昨日設定したのは「レバレッジ1倍で積立金10万円」でしたが、本日のは「レバレッジ3倍で積立金5万円」です。レバレッジは1から3倍にあがっているものの、積立金は半分にしています。これによって作成される米ドル円買いポジションは10万円相当⇒15万円相当となります。
本当は、レバレッジ3倍で10万円相当にしたかったのですが、積立金が33,333円というまとまらない金額になるので切れの良い5万円積立で15万円分の米ドル円買いポジション作成としました。
ちなみに、毎月レバレッジ付き定期外貨取引口座に入金するのは15万円という予定です。
ここまで読むと、「なんでそんな変なことするの?」と思いますよね。
これは、昨日口座管理画面を見ていて気づいたことが原因なのです。昨日、11時30分に最初の買いポジションが作成されていて本日朝のポジション管理画面は以下のようになっていました。
気になったのが、一番右側の「取引必要証拠金」欄です。レバレッジ1倍設定ですので、購入した35米ドル約定代金がそのまま取引必要証拠金となっています。
もう一つ現在の口座状況画面もご覧ください。
口座には、あらかじめ数ヶ月分の積立額に使えるように30万円を入金してあります。
予備知識として、レバレッジ付き定期外貨取引には「証拠金維持率が30%を下回った場合のロスカット」という規定があります。
電話でSBIFXトレードさんに確認したところ、証拠金維持率の計算式は、円時価評価額÷取引必要証拠金×100=●●%となっています。
つまり、横図の薄赤色の部分の数値で計算されます。この計算式からいくと、取引必要証拠金が大きいとそれだけ証拠金維持率が低目になるんです。
つまり、15万円積立でレバレッジ3倍で15万円分買うよりも5万円積立でレバレッジ3倍で15万円分買った方が証拠金維持率は高くなり資金的余力ができる訳です。
これは、ずっとレバレッジ1倍でやっていこうという方にはあまり重要なことではありません。なぜなら、レバレッジ1倍のまま続けて証拠金維持率30%を下回るというのは米ドル円が40円割れするような局面なので、ほとんどその可能性はないからです。
でも、円高局面でレバレッジ3倍に引き上げていくような形を想定しているのであれば困った事態が生じる可能性があります。
例えば、レバレッジ1倍のままだと円高時には「口座全体の証拠金維持率が100%を下回った場合、外貨購入指値注文は取消され、定期購入に係る注文の受付を一時停止」という規定に抵触し易くなります。
この規定に抵触してしまうと追加入金をしないと積立が継続できません。
円高時に勝負をかけたくても相当の追加入金をしないと勝負をかけられない事態が想定されます。こういう事は、レバレッジ25倍が普通の通常のFX口座では起きません。レバレッジ付き定期外貨取引口座を通常のFX口座と同じ感覚でみてはいけません。レバレッジ付き定期外貨取引を活用するうえで、この証拠金維持率の規定は大切です。
証拠金維持率対策 実質レバレッジ1倍で対応
ただ、理解しておけばそれほど深刻になる必要もありません。
この規定は、安全重視のために作ったものと思われます。私のように、円高時に勝負をかけるつもりのユーザーは制度に合わせた対応をしていけばよいだけです。
私は、「15万円入金して内5万円をレバレッジ3倍で購入」という形で対応します。これで、15万円で15万円相当の米ドル円買いポジションを作ることになります。設定上はレバレッジ3倍ですが積立金15万円との割合でいくのであれば実質レバレッジ1倍ということになります。
通常はこうしておき、円高の勝負時が到来したら状況に合わせて「5万円をレバレッジ3倍で購入」のような形で追加設定をしていきます。この設定を3本走らせれば合計レバレッジ3倍での勝負モード突入となります。
レバレッジ付き定期外貨取引は、新しい制度です。今後も、制度に慣れながら現実的な対応をしていくつもりです。本日も昨日同様にレバレッジ付き定期外貨取引での米ドル円買いを続けます。