トラリピ「決済トレール」設定内容微調整 2018年5月
トラリピの手数料無料キャンペーンを活用して稼働中の決済トレール注文を使った仕掛けに変更を加えています。その内容をご紹介させていただきます。
トラリピ注文変更 2つの理由
この画像は、今回設定した注文の一つです。110.94円で買いポジションを作った後、111.24円になった時点で111.04円に逆指値が入ってトレール注文が開始となる内容になっています。
具体的な設定内容は、こんな感じです。
- 通貨ペア:米ドル円
- 買い下がり値幅20銭
- 利益確定値幅 10銭
- 決済トレール 有
- 1本の売買数量 1000通貨
- 設定注文本数 100本
前回設定に変更を加えたのは薄赤色部分の2点です。
売買本数は前回80本でしたが、100本に増やしています。
これによって、最大100本=10万通貨の米ドル円買いポジションが建ちます。もしそうなった場合、口座資金115万円だけでは持たないので予備資金を最大150万円入金させて対応します。
自己ルールは、最大レバレッジ4倍なので今回の100万円で最大10万通貨はルール違反です。
このルール違反を許容する理由は、「手数料無料キャンペーンを最大限利用するため」です。
期間中に設定した仕掛けは、キャンペーン期間終了後も当面手数料無料というのが今回のキャンペーンの目玉です。
こういうキャンペーンは、今後もしばらくは実施されないだろうと思われます。なので、米ドル円の設定値幅を20銭で100本=上下20円の変動に対応できる設定にしておきました。
利益確定幅10銭への変更の意味
もう一つの変更点「利益確定値幅を30銭⇒10銭に変更」についても説明させていただきます。
決済トレール注文の決済の流れは、普通の決済注文と違います。例えば、利益確定値幅30銭で決済トレールを設定した場合は以下のようになります。
- 買値から30銭上昇⇒この時点では決済なし
- 買値から30銭+20銭=50銭上昇⇒上昇30銭のところに逆指値注文入る
- 2から20銭さらに上昇⇒逆指値+20銭上に変更
- 2から20銭下落⇒逆指値約定して利益30銭確保
通常利益確定値幅30銭で設定していれば、買値から30銭上昇した地点で300円の利益を約定となります。
これに対して、決済トレール注文を設定すると30銭上昇地点ではなにもなく、50銭上昇したところで利益30銭のところに逆指値が入り、上値を追いかけていく感じになります。
極端なことを書くと、決済トレール注文では上昇しても50銭に届かずに下落した場合、利益30銭と超えていても決済はされません。
50銭以上上昇しないと決済注文が入らないので、売買の回転はおのずと鈍くなります。
最初はこれで良いと思っていたのですが、最近「ちょっともったいないかも」と感じるようになっていました。
そこで今回、「利益確定値幅を30銭⇒10銭に変更」してみた次第です。
先程の流れで書くとここからは以下のようになります。
- 買値から10銭上昇⇒この時点では決済なし
- 買値から10銭+20銭=30銭上昇⇒上昇10銭のところに逆指値注文入る
- 2から20銭さらに上昇⇒逆指値+20銭上に変更
- 2から20銭下落⇒逆指値約定して利益10銭確保
今回の変更によって、1回の最低利益は300円⇒100円になります。でも、その分利益確定回数は増えます。
利益確定回数が増えれば、決済トレールで利益を伸ばしてくれる回数も自然に増加するはずです。
この目論見どおりにいくかどうかわかりません。
もしも、目論見どおりにいかなければ設定を元に戻すだけです。
キャンペーン終了の6月末まではもう少し期間があります。その時までにこの設定でいくかどうか決めるつもりです。
うまくいくといいんですけどねぇ。運用経過などは、これからも随時追加させていただきます。