豪ドル円手書きグラフ2019年5月第2週
豪ドル円、明らかな傾向がでてきている感じです。果たしてどれくらい動くのかを注視しています。
豪ドル円下落阻止にRBAが動く可能性
本日5月10日を描いた段階の豪ドル円手書きグラフです。4月中旬から崩れだしていて、その流れが続いているのが確認できます。
坂道をコロコロと転がっているような感じで、「まだ転がり足りない」というところです。
こういう時は、崩れやすいです。
いつも必ず同じパターンとなるわけではなく上げ下げを繰り返しながらのことが多いのですが、このグラフの形はもう少し弱含みの展開が続くことが多いです。
このパターンの時に、ポジション操作で注意していることがあります。
それは、「損きりをためらわない事」です。
含み損が溜まってきてかなり重荷になっていいるのに、「もう少し上がってから損きりを検討しよう」として、損きりを先送りするようなことはしないようにしています。
たまにですが、このパターンはこのままズドーンと落ちることがあるからです。
それが大きな崩れになると、どこで損きりしていいのかわからなくなります。「あそこで損きりすべきだった」と後悔しているうちにどんどん下がっていくので、気持ちも追い詰められてしまいます。
まあ、外部環境を見る限り、今回はそういう事は無さそうではあるんですけどね。
豪中央銀行にも動きが出てきています。
豪ドル円下落阻止にRBAが動く可能性
先日、豪中央銀行(RBA)の金利据え置の際、「豪ドルの水準は最近の狭いレンジの下限にある」という声明を出しています。当時AUDUSDは0.7割れ前後です。
つまり、「AUDUSDは0.7が下限と考えている」と読めます。
これ、RBAの本音かもしれませんね。
RBAは、声明で豪ドル相場を動かすのがとても上手です。その極意は「手の内をみせないこと」にありました。
しかし、RBAの想定以上に豪ドルが下げ続けていくことに危惧を持ち始めたので、「そろそろ豪ドル下げ止まってもいいんじゃないの!」という本音がでてきた。私は、そう感じました。
私の読み通りであれば、この先豪ドルが下落し続ける展開になれば、RBAがその流れを邪魔する展開が予想されます。
RBAは、為替相場に効果的な材料を出すタイミングも上手です。「金利引き上げ」「口先介入」など、出せる手もいくつかあります。
とはいうものの、豪ドルを大きく買い上げていく要因もいまのところはありません。
RBAの動きは、豪ドルの下げ止まりに効果はあっても、大きく上昇させる力になるのは難しいです。
外部要因から見ても、豪ドル円は今くらいの水準で弱含みで推移することになるというのが順当という気がします。
まあ、期待を裏切るのが為替相場の常の姿でもあります。
ここまでの結論を書けば、「豪ドル円の大きな流れは下げ、しかしRBAが下落阻止に動けば相当鈍くなる」ということになります。
大きな流の読みはこれくらいにして・・・・
日々1分の作業を続けながら、大きな流れについていくことを抱けを考えて豪ドル円売買を続けていくことにします。