天井圏相場の戦い方
豪ドル円のグラフ状況です。今回は、いつもお見せしている手書きグラフでは写真に入りきらない部分をMT4の折れ線グラフにてみてみます。こういう単純なグラフで、私のメイン口座は運用しています。
天井圏の禁じ手と方針
MT4で表示した豪ドル円日足折れ線グラフです。
私が毎日描いている手書きグラフも大体これと似た感じになっています。このMT4グラフだけで、ここ2年近くの流を表示しています。この流で大きな山と谷は2つあります。それぞれAとBで表示しました。
- A:2013年4月豪ドル円105円台天井圏
- B:2013年8月豪ドル円80円台後半大底圏
今年に入ってからは大きな上げ下げはなく、全体的に緩やかな上昇を続けている状況が読み取れます。単純に考えれば、豪ドル円買いポジションを保有してスワップポイントを受け取り続けるだけでどなたでも利益が出せる相場だったということになりますね。
最近、スワップ投資ブームが復活しているような気がするのは、こういう値動きが大きく関係しているのかもしれません。
まだまだ大きな流として円安は続きそうです。
そう考えれば、「もっとポジションを増やそう!」なんて気持ちもでてくるかもしれません。
とはいえ、グラフの形上はちょっと注意が必要です。
Aの時の天井圏の値動きをご覧下さい。天井圏にいくときに上げ方が急になっているのが確認できると思います。これは、豪ドル円が天井をつけにいくときのよくあるパターンのひとつです。グーンと上げてから、ドカーンと下げるパターンです。
その形をみながら、グラフ一番左側の最近の値動きをご覧下さい。
なんか、似ていますよねぇ。
まあ、Aのときほど急ではないのですがこれまでとは全く違った値動きとなっています。前回と同じ展開であれば、ここいらから天井圏を意識した値動きが始まるのかもしれません。
でも、私は買いポジションをここで増やす予定はありません。いつも天井圏が同じ形になるわけではなく、いつ下がり始めてもおかしくない可能性もあるからです。この形で、私がこの局面で禁じ手としていることがあります。
禁じ手:天井圏が見えてきたときに大きな勝負をかける。
補足:大きな勝負=損きりできないような大きなポジションの意味。損きりできるのであれば勝負可。
「いま買わないと儲けそこなう」という気持ちが先行して、損きり対応できないような大きなポジションを持ちたくなることがあります。私の禁じ手はそういう意味です。この天井圏での勝負はいざとなれば大きな損きりも覚悟しなければいけません。損きりできる範囲であればよいのですが、いざ損きりしないといけないときにその損の額に立ちすくんで「ちょっと待とう」なんて躊躇する真似はしないという意味でもあります。
とはいえ、現在の買いポジションを決済するつもりもまだありません。本当の天井圏の値動きがここから始まるとすれば、あと5円や10円の上昇も見込めます。天井圏はうまく乗れば短期で大きく利益を増やすチャンスです。そのチャンスがある限り、買いポジションは決済するつもりはありません。
大きく上げるか大きく下げるか、とても微妙なところに入ってきたという気がします。
いつものとおり、1日1分の場帖・グラフ記入を続けながらチャンスが訪れたらしっかりと稼ぐつもりです。