ファーストチェス理論 FXでの活かし方
ファーストチェス理論はFXでも成功のカギとなる考え方の一つです。ファーストチェス理論が意味するものは「直感力の正しさ」です。興味深いことに、直感力と書くと成功者ほど同意する傾向があるのに対して、そうでない人ほど軽視する傾向があります。
このファーストチェス理論が示す直感力とFXでの活かし方について今回まとめてみました。
ファーストチェス理論が語る真実
ファーストチェス理論とは脳科学の分野で良く知られています。
プロのチェスプレイヤーを対象に、次に打つべき一手を10秒の直感で選ばせた場合と、1時間かけて選ばせた場合とで、それぞれがどの位置に置くかを比較したものです。驚くべきことに、時間を置いた場合でも、90%の手が変わらなかったという結果が出ました。
これは、人間の直感力の凄さを示すものです。
直感力とは、自分で意識していあいのにもかかわらず、総合的な判断で優れたアイデアを出せたり、重要な決断ができる力とも言い換えられます。
直感力については、将棋の羽生棋士なども「直感の7割は正しい」という有名な言葉を残しています。将棋だけでなく、様々なプロ分野でこの直感力の素晴らしさは、認められています。
実は、FX・株式などの相場運用の世界でもそうなのです。
成功しているトレーダーほど、売買判断に費やす時間は少ない傾向にあります。一般的にこれらの売買判断は、チャートや情報をじっくりと分析したりして出していると思われがちなのですが真実は違います。
私達も、その日の売買判断は1分程度の作業で完了しています。
でも、この直感力による売買判断は誰にでもすぐにできるものではありません。
羽生棋士の著書の中にも、「直感力と閃きは違う」と書かれています。
直感力が威力を持つには発動条件のようなものがあるのです。
この発動条件について、羽生l棋士は著書の中で以下のように書いています。
直感とは、数多くの選択肢から適当に選んでいるのではなく、自分自身が今までに積み上げてきた蓄積のなかから経験則によって選択しているのではないかと、私は考えている。
いうまでもなく、将棋の棋士は毎日のように研鑽をつみその力を磨き続けています。
FXにおいても、似たようなことが出来れば直感力が磨かれていくと私は考えています。
例えば、私たちが日々記入し続けている場帳・グラフ記入です。私達のサヤすべり取りは、場帳・グラフだけで売買判断をするという作業をずっと続けていきます。FXの各種ニュースは基本的に参考にはしません。
日々静かな環境で場帳・グラフ記入を続けて売買判断をして注文を出すという流れでやっています。
このやり方は、師匠林輝太郎曰く「昔から日本の相場成功者達がやってきた方法」でもあります。先輩達が成功できた方法で、私達も当然のように成功の階段を上がっていけます。
私も、25年以上続けています。
ファーストチェス理論と直感力の考え方・磨き方について考えたとき、私たちにとってはこの継続してきた作業が、羽生棋士のいう「積み上げてきた蓄積」に繋がっているのだと感じています。他の運用法の成功者の事例をみても、似たような積み上げをされているケースが多いという気がします。
これからも、今のやり方で利益を積み上げていくつもりでいます。