どんなに忙しくてもFXで勝つには
サラリーマンなど相場に大きな時間を割けない多忙な方が、FXで成功するにはどうしたらよいでしょう。私の師匠林輝太郎の本にはこんなことが書いてあります。
「自分には、本職があり、それで結構忙しい。相場に全てをかけることはできない。しかし、自分の資力と素質で少しづつでもよいから、着実に利益をあげていけるようになりたい。」
この希望を達成する秘伝があるか?
私はこの点については、絶対にあると断言する。それは、無理をしないことである。自分には出来そうにないことは絶対にしないことである。
自分に出来るか出来ないかがわかるか?
それには、まず自分の能力の限界を、独りよがりではなく、第三者的冷静さをもってみてみることが第一である。
千載一遇のチャンスを捨てる それができればFXで勝てる
私自身、この先生の言葉を信じてサラリーマン時代にずっと技術を磨いていた一人です。
サラリーマンの15年間の積み上げがあるからこそ、今の私があります。15年間技術を磨くと書くと、何か苦しい修行のようなものを想像するかもしれませんが、毎日1分の作業をコツコツ続けるだけです。
そして、自信がでてきたら売買を始めていきます。だんだんと利益が出るようになってくるので、15年間といってもそれほど苦しいことはありませんでした。
でも、人間って弱いものです。続けていくなかには、ついつい勝負したくなる時があるんですね。所謂、千載一遇のチャンスというものです。売買ルールになくても「ここだけは違う」と思いたくなる局面が年に数回は必ず訪れます。
それで勝負すると大体うまくいきません。
後で考えれば、それも当然なんですよね。
そもそも千載というのは、千年を意味します。千載一遇のチャンスは千年に一度のチャンスでもあります。そんなのが年に数回も訪れる訳はないんですよね。師匠の本でも先ほどの文章の後にこう続いています。
これぞ千載一隅のチャンスと思い込んで無理をするようなことをせず。自分の身につけた相場技法だけを控えめの活用しながらつき進んでいくのが有終の美をかざる秘伝なのである。
千載一隅のチャンスは、ただの思いこみだと切り捨てることが出来るようになると成績は飛躍的に向上します。
でも、私自身いまだに誘惑にかられて売買してしまうことが年に数回あります。まだまだ未熟なのだと反省すると同時に、この誘惑を完全に断ち切ることのむずかしさを感じます。でも、FXでのサヤすべり取りはこんな事を続けながらも利益が増えていくのですからまずは続けていくことが大切なのだと気持ちを切り替えていくようにしています。