FX成功に近く貧乏神に嫌われる 3つのタイプ
私は、FXトレーダーは貧乏神にとりつかれやすい職業の一つだと思っています。私自身、貧乏神に取りつかれたように損をし続けた時期がありました。自分は頑張っている。本当に頑張っている。でも、どんなにやっても損ばかりしている。そんな時期で、とても苦しかったです。
当時はサラリーマンでした。でも、年収は手取りで200万円くらいだったでしょうか。それなのに年間の相場損失は50万円やひどい時は、数百万円というときもありました。
たまに、給料のほとんどを「パチンコ屋に献上しているという人」の話を聞いたことがあるのですが、当時の私は「相場に給料を献上している人」そのものでした。
貧乏神に嫌われるタイプになるために
いくら必死に働いても貯金が増えません。
貯金した分だけ損をしていくのですから当然ですけどね。
多分、貧乏神が取りついていたんですよね。貧乏神は一度取りつかれるとなかなか離れない、とても厄介なしろものです。
でも、こういうのは私だけじゃないんですよね。証券会社に勤務していた当時、年間で利益になるお客様がほとんどいない事にショックを受けたことがあります。貧乏神に好かれていたのは私だけではありませんでした。
例外もあります。なかには、貧乏神が寄り付かない人もいるんです。私が多くのトレーダーをみてきて貧乏神に嫌われる3つのタイプというのがあります。
- 勤勉であること。
- 頭が柔軟であること。
- 継続の価値を知っているあるいは体得している人
この3つがほぼ揃っているタイプは、貧乏神がよりつきにくく、相場でもそんなにやられないという気がします。一つつけ加えておくと「研究熱心なタイプ」や「自分の能力に自信があり実際に実力のあるタイプ」は貧乏神の上司とでもゆうべき悪魔(サタン)に魅入られやすく破滅まで突き進むタイプに多いのでご注意ください。
今回は、悪魔ではなく一ランク下の貧乏神ですので話を戻します。
この3つの要件は、満たしている人が一見多そうなのですが、実は相場をやっている人で満たしている人はほとんどいません。
ほとんどの方が、「楽して儲けられそうだ」という動機でFXや株を始めます。そのためビジネス上や日常生活で勤勉な方でも、FXでは勤勉という方は圧倒的に少なくなります。
だって、「楽して儲かります」という宣伝文句がいろんなところにあふれているし、ちょっと株式市場が調子良くなると「●億儲かった」なんてのがデカデカと話題になるのですからしょうがないです。
でも、給料を頂く仕事をするように丁寧に勤勉に取り組んでいけばFXは成功できるんです。
FXや株式で利益を出す方法は、かなり誤解されているところがあります。成功者は、ほとんど例外なくこの誤解にどこかのタイミングで気づいた人達です。私の知る限り、最初から誤解なく相場に取り組まれて成功できた人は一人くらいしか知りません。
一度会ったことがあるのですが、とても素直で人の良さそうなご婦人でした。
誤解に気づくためには、頭が柔軟であることが重要な要件となります。「こんなに損をし続けるなんて、私のやっている事は何かおかしいのではなかろうか」と一旦自分のやり方を捨てられるタイプがこの誤解から抜け出ることができます。
でも、私も含めて人間はとても頑固です。そして、年とともに頑固さは強くなっていきがちです。そんな中で、頭を柔軟に保ち、誤解に気づくというのは言葉で書くほど簡単ではありません。
物事というのは、理解したり気づくだけでは何も起きません。理解したことを実行に移し継続すること、気づいたことに基づいて努力を継続すること、継続によって大発明も企業の大改革も達成されます。
個人の仕事もそうですよね。営業で運よく大きな案件が落ちてくることもあります。でも、長期間優秀な成績を維持できる営業万は、例外なく努力の継続ができる人達です。
体得している人というのは、「私努力の継続なんてやっていませんよ。ただ、やるべきことをやっているだけなんです」なんていうのを本気できてしまう方です。自然体でできてしまうタイプってたまにいるんですよね。こういう人には、理屈は不要で運用利益もグングン伸びていきます。
FXも同じなんですよね。
一朝一夕で身に付くFX運用法なんてありません。
どんなやり方にせよ、身に着けるためには継続の力が必要です。それなしで、身に付くなどと宣伝しているものを私は信用しませんし、近づくこともしません。
でも、遠くから観察はしています。そして、遠くからみていてそれで成功したという事例はみたことがありません。
FXや株で利益を積み上げていくつもりであれば、この3つの要件はどれも欠けていないほうが良いです。でも、心配は要りません。今までは、揃っていなくてもこれから注意すればいいんですから。そうやって、自分を変えていける方であればFXで成功するための道はいつか見えてくるからです。
今から変えていけばいいんです。この考え方は、相場以外でも応用がきくんですよ。
実は、私自身場帖・グラフ記入の有用性に気づいてから自分の生活態度を改めました。当時は生命保険の営業をやっていた時期です。生活態度を改めてから私の営業成績は驚くほど伸びました。給料も上がり運用成績も上がるという状況となり、いろんな事がうまくいくようになりました。勿論、貧乏神もどこかに行ってしまいました。
自分を変えようと思ったらその日から変えていけばいいだけです。私も20年以上前に現在も続けているサヤすべり取りに出合い、それまでのやり方を全てご破算にしてやり直した一人です。