スワップポイント差縮小した時の対処法
仕掛けた時から大幅にスワップポイント差が縮小してしまった。
こういう時にどうすべきか?
スワップポイントサヤ取りで良くいただく質問の一つです。
2019年9月現在、私なりの基準をまとめました。
+117,900円 スワップポイントサヤ取り管理簿状況
2019年9月10日時点のスワップポイントサヤ取り管理簿です。含み益が117,900円になりました。
現在の利益ペースは、月2〜4万円というところです。
スワップポイントがちょこちょこ動いていて、全体的には「スワップポイント差拡大傾向」にあります。
ただ、私の保有ポジションはスワップポイント差が縮小中になっていて、そろそろ入れ替え時期かなと感じているところでもあります。
この入れ替え時期についての質問は、ちょこちょこといただきます。
つまり、こういうことです。
保有ポジションスワップポイント差縮小⇒そのポジションを決済して新規ポジションを作るべきかどうか。
私の「スワップポイント差縮小したときの対処基準」は3ステップでやっています。
スワップポイント差縮小したときの対処基準 3ステップ
最初に状況確認をします。
- スワップポイント縮小はどれくらいか。
- 他に大きく取れそうな組み合わせがあるか
まず、保有ポジションのスワップポイント差縮小の度合いです。
私は、スワッポウポイント差が縮小しても1万通貨(ランド円・ペソ円などは10万通貨)あたり11円以上あるときは基本的に入れ替え検討はしません。
10円以下になっても、「他に大きく取れそうな組み合わせがない」状況であれば、そのままです。
そのままスワップポイント差が逆転するような状況になるまでは保有し続けます。
保有ポジションの日々の1万通貨スワップポイント差が10円以下になった状況で、他に良い組み合わせがある時に、ポジションの入れ替えを検討します。
入れ替え検討する際に、きっちり把握しておくべきことがあります。
きっちり把握しておくべきなのが、スプレッド回収日数です。
これが数日なのか。
数週間なのか。
数ヶ月なのか。
利益が出始めるまでの日数でもあるので重要です。
計算方法は単純で、使う2口座のスプレツドを確認して、スワップポイント差で割るだけです。
慣れれば暗算でできるかもしれません。
米ドル円は、スワップポイント差20円以上もあれば、スプレッドコスト回収日数は3日から1週間程度で済みます。
あとは、利益が出るだけです。
スプレッドコスト回収日数が20日以上必要となることが多いのが、南アフリカランド円などの新興国通貨です。
南アフリカランド円などは、今年に入りスプレッドが縮小しています。それでも、まだまだ先進国通貨ほど狭くはないんです。
ここまできたら「現在保有中のポジション」と「新規ポジション候補」との比較検討に入ります。
スワップポイント差が縮小して入れ替えを検討中のポジションは、少ないとはいえ既に利益が出る状況になっていることが多いです。
でも、日々のスワップポイント差利益が5円くらいになったらかなり寂しいですよね。
20万通貨保有で1日100円ですからね。1ヶ月保有しても3000円くらいだと、相当物足りなく感じるでしょう。
入れ替え候補が、1日40円前後のスワップポイント差利益が望めるとしましょう。
スプレッド回収日数は20日だとすれば、向こう3週間は我慢しなければいけません。
それでも、3週経過以降は5円⇒40円ですので現在の8倍ペースでの利益が見込めます。
3週以内に大きなスワップポイント変動が起きて、スワップポイント差が逆転したら最悪損きり決済もあるということも覚悟しておきます。
この辺まで把握した上で、「入れ替えをしよう!」という気持ちになったら、売買をします。
これが、私の基本パターンです。
たまに、想定外のスワップポイント変動も起きますが、当初の方針どおりに対処していけば問題はありません。
慌てず焦らずにやっていけば日々の利益が積み上がっていきます。
1日1日は小さくても、私はそれを積み上げて積上げると大きくなるもので、累計利益は500万円を超えています。
環境が好転してきているようですので、しっかりとやっていきましょう。