南アフリカランド円売買基準20円に緩和と留意事項
南アフリカランド円の売買基準を緩和することにしました。でも、注意すべきことがあるので記事にまとめています。
スワップサヤ取り管理簿 2019年6月28日
6月28日時点のスワップポイントサヤ取り管理簿です。含み益は97,960円と10万円まであと一歩となっています。
両建てでくりっく365絡みのポジションがあるので運よく昨日のスワップポイント祭りの恩恵を受けることが出来ました。
これを狙ってポジションを持っている訳ではないのですが、結構な確率で恩恵を受けています。
米ドル・円・英ポンド円・トルコリラ円・南アフリカランド円など、くりっく365では最高水準となりやすい通貨ペアがいくつかあります。
こういう通貨ペアでは、1位ではないときでも差がそれほどなければくりっく365を使うというのも有効です。
くりっく365は、スプレッドが広目のせいか、スワップポイントサヤ取りで使うのを避ける方が多いんですけどね
スワップポイント急変動が少ないという特徴もあるので、たまに使ってみても良いと思います。
さて、タイトルでも書いたのですが、南アフリカランド円の売買基準を緩和しているので、詳細を説明させていただきます。
南アフリカランド円 50円⇒20円に緩和
スワップポイント差を利益に変えていくのがスワップポイントサヤ取りです。
でも、スワップポイント差が少しでも開けば仕掛けていって良いものではありません。
FX口座それぞれの売買ではスプレッドがあり、2口座を使うスワップポイントサヤ取りでは、2口座合計のスプレッド差を埋めることが重要なポイントになります。
日々のスワップポイント差でスプレッドを埋める日数を「スプレッドコスト回収日数」と呼んでいます。
上記記事でも書いていますが、南アフリカランド円はスプレッド回収日数が相当かかる通貨ペアでした。
そのため、これまで基準を他通貨が20円なのに50円としていました。
ただ、ここ半年で南アフリカランド円のスプレッドに大分変化が出てきています。
いくつかのFX業者でスプレッドが大幅に縮小しています。
参考までに、本日の状況をご覧ください。
今回はスワップポイント差40円(買い150:売り−110)です。
南アフリカランド円買い 高スワップポイント受取上位口座
FX口座名 | スプレッド | 買い |
---|---|---|
JFX | 原則固定1.0銭 | 150 |
みんなのFX | 1.8銭 | 150 |
LIGHT FX | 1.8銭 | 150 |
FXプライム byGMO | 原則固定3.0銭 | 150 |
サクソバンクFX | 実績平均0.7〜0.8 | 150 |
ヒロセ通商 | 原則固定1.0銭 | 150 |
岡三オンライン証券 くりっく365 | 0.5-2.0銭 | 146 |
マネーパートナーズFXnano | 原則固定1.9銭 | 130 |
南アフリカランド円売りスワップポイント低負担口座
FX口座名 | スプレッド | 売り |
---|---|---|
GMOクリック証券FXネオ | 原則固定1.0銭 | -110 |
DMMFX | 原則固定1.0銭 | -110 |
外為ジャパン | 原則固定1.0銭 | -110 |
セントラル短資FX | 原則固定0.9銭 | -110 |
岡三オンライン証券 くりっく365 | 0.5-2.0銭 | -146 |
みんなのFX | 1.8銭 | -150 |
LIGHT FX | 1.8銭 | -150 |
まだまだFX口座間の差はあるものの、1銭前後の口座が増えてきています。
この状況を踏まえて、南アフリカランド円の仕掛け基準を50円⇒20円と他の通貨ペアと同じにしました。
ただ、20円以上だったら仕掛けて良いかどうかはケースバイケースです。
南アフリカランド円1銭のスプレッドを10万通貨で損益換算すると1000円になります。
1.0銭の2口座で両建てしたとすれば、合計2.0銭のスプレッドコストです。
- 1日20円のスワップポイント差利益で埋めるとすれば、2000円÷20円=約100日
3ヶ月以上かかりますね。
30円・40円くらいだと、もう少し日数が短縮します。
- 2000円÷30円=66.7日
- 2000円÷40円=50日
40円くらいでも50日はかかります。
この辺、きっちりご留意されて仕掛けるかどうか決めるようにされてください。
この辺の基準は、読者それぞれで認識が違う部分です。
20円・30円くらいでも情報がきっちり欲しいという方も多いですので、今回の基準変更にはその辺の要望に対応する意味もあります。
私も、20円以上だからといって南アフリカランド円の両建てをすぐに仕掛けるようなことはしません。スプレッド回収日数をきっちり確認してから、新規仕掛けをするか見送るかを検討していきます。
今後も、日々のスワップポイント差状況は提供させて頂きますので、皆様のルールに合わせてご利用いただければと思います。