NYダウ売り 調整狙いのサヤ取りポジション
NYダウの値動きが少々怪しくなってきた気がします。個人的に「NYダウ売ってみたいな」なんて思い始めていたところです。サヤ取り売買は、そういう相場観とは関係ないのですが、本日NYダウ売りー日経225買いのサヤ取りポジションを本日仕掛けています。
NYダウ割高感に留意 PER比較
NYダウ売り26668−日経225買い23930でのポジションになりました。この両建てポジションのサヤは、26668−23930=2738です。
このポジションは、「縮小へのサヤ取り仕掛け」です。
NYダウ売りポジションではありますが、上げても下げても大切なのは「日経225との価格差(サヤ)」です。
日経225との価格差(サヤ)が、2738よりも縮小(小さく)なsればなるほど利益が増えていくというポジションだからです。
実は、数日前までは、この逆のポジションを仕掛けるつもりでいました。
もう一度サヤが大きく縮小する時期が濃厚とみていたので、縮小した後に「拡大へのサヤ取り仕掛け」をする予定だったためです。
ところが、サヤはここ数日で一気に拡大しています。私は、いずれは拡大するとみていたのではありますが、ペースが速すぎるんです。
こういう時は、大き目の反動も起きやすいものです。
毎日終値を記入している場帖で3日くらいで500も拡大したの眺めながら、この状況に合わせてポジションの方向性を変えることにしました。
「縮小へのサヤ取り仕掛け」に方針変更します。ある程度縮小したところで利益確定して、次の流れを待つつもりです。
こんな感じで本日サヤ取り仕掛けを入れています。
正直、米国株を買い続けるのもそろそろ怖くなってきています。
景気が良いと言われて株価が上がり続けてきたせいか、世界的水準でみて割高な株が増えているのです。
例えば、よく使われている株価収益率(PER)という指標があります。一般的に数字が高いほど株価が割高とみられる指標です。
- NYダウ PER:24.05倍
- 日経225 PER:13,78倍
2018年10月現在のPERです。
潜在的な成長率が違うので米国株の方が高いというのは納得はできます。
ただ、この数値2016年1月はこうだったのです。
- NYダウ PER:14.33倍
- 日経225 PER:14.64倍
3年近く前までは、日本の方がPERが高かったんです。
ここ2年で、逆転して一気に差がついたという形になっています。
もう一つ付け加えると、これだけハイペースで株高となっているのは先進国の中でも米国くらいです。欧州諸国のPERも日本とほぼ同レベルというところが多いのです。
こういう指標は、少々割高だからといってすぐに修正されるものでもありません。
とはいうものの、行き過ぎればどこかで修正が起きるというのは歴史の示すところでもあります。
米国の株高が景気拡大に見合うレベルで調整されながら推移するのであれば、長期的な株高はまだまだ続くでしょう。
サヤ取りをしていくうえでも、2国間の大枠の概況は把握しながらやっていかねばなりません。長期的には米国株と日本株の価格差(サヤ)は拡大傾向という見方でいます。
注意すべきは、ここからの米国株の一方的な上昇によるサヤ拡大です。株価が天井となるときの最後の上げは、誰もが飛びついてでも買いたくなるくらい激しい上げ方になることが多いからです。
そういう上げ方になったときに、冷静に状況判断をして手を引くまたは様子を見ていられるようにしたいものです。
それが出来るように、日々1分の場帖記入を続けながら、次の変化に備えていきます。