ビットコイン売買の考え方と今後の方針
2024年1月に入り、保有していたビットコインを全売却しています。
これはスワップポイントサヤ取りで得た利益を増やす目的で保有していたものです。
この売却により利益合計約340万円を得ています。
これによって、スワップポイントサヤ取りに関する運用成績は以下のようになっています。
- サヤ取り利益約700万円(2024年1月現在)
- 運用利益約346万円
- 合計損益:1047万円
年度別利益などの詳細は、先ほどのページで「ここまでの累計成績と年度別成績」のところで年度別損益推移をまとめています。
では、ビットコイン売買の考え方から説明させていただきます。
ビットコイン売買で注意した3つの事
ビットコインをチャートでみると、暴騰と暴落の繰り返しであることがわかります。
このパターンは、ビットコインETFの登場によって変わる可能性もあるのですが、これからもある程度の暴騰・暴落を繰り返すことになるだろうと思われます。
下げだすと数年下げ続けることもあります。
誰もが「底値で大きく買う」ことを狙うのですが、それは現実的には無理です。
人間の投資心理は、「上げている時」「ちょっと下げた時」に「絶好の買場」と感じやすいところがあります。
そうならないように、この売買は、以下の3点を意識して行いました。
- 売買は必ず分割にする。
- 下げた時に買う。
- ゆっくり買う。
その1:売買は必ず分割にする。
まず、売買を分割しています。
分割割合は「2−3−5」です。
最初の数量を意識して減らしています。
こうすることで、下げ相場が長期になった時に、安値で大きく買えるようにしています。
このパターンで、下げ相場が短期で終わったらどうしたんだ?
そこは、基本的に「もう買わない」としています。
な、なんか、勿体ないぞ!
まあね。でも、そうした方が大きな怪我をせずに済むんです。
そうなんです。
私が買いだしたのは、2022年に入ってからです。
当時のビットコインは、2021年に760万円台まで上昇していて、下げ出したところでした。
私自身は、「ここで上昇転換もあるかな?」という気持ちだったのですが、それでも売買数量は少な目にしています。
そのお陰で、その後の下げ相場を買い下がっていく余裕ができたのです。
買いだしたのが560万円台だったのですが、買い平均値を最終的には300万円台まで下げています。
これは、分割売買を最初から意識したお陰なのです。
その2:下げた時に買う。
買い方も意識しています。
それは「下げた時に買う」ということです。
投資家の気持ちというのは、上げている時ほど強気になります。
なので、「上げている時に買う」というのは比較的簡単にできます。
でも、「下げている時に買う」のは「もっと下げたらどうしよう」という気持ちになりやすく、なかなかできないものです。
だからこそ、私は下げた時を狙って買っていました。
下げた時は、慎重に売買を検討できるからです。
そういう慎重な気持ちで、「買うべきだ」という場面で購入していきました。
その3:ゆっくり買う。
そして、最後に「ゆっくり買う」ことも意識していました。
ビットコインの下げは、数年になることもあるので、2021年に天井をつけたのであれば、2〜3年くらいかけて買うのでも問題はないと思っていたからです。
以上の3点を意識して、2022〜2024年にかけて売買をしています。
ビットコイン 現実の売買記録
先ほど、「ビットコイン売買で注意した事」について書かせていただきました。
では、その売買記録の説明に入らせていただきます。
2021年ビットコイン買い開始
ビットコインは2021年11月に700万円台の天井をつけてから、下げに転じていました。
私が、買いだしたのは半年くらい経過した2022年4月からです。
買い資金は、その当時のスワップポイントサヤ取り利益総額600万円です。
- 4月 6日 0.1買い 買値5,611,850円
- 4月 7日 0.15買い 買値5,369,750円
- 4月26日 0.25買い 買値5,201,750円
- 7月27日 0.25買い 買値2,904,000円
- 8月23日 0.25買い 買値2,933,818円
- 10月14日 0.25買い 買値2,856,900円
こんな具合で買っていきました。
ここまででビットコイン購入に使った代金は、約450万円です。
途中段階で、細かい売買をして30万円くらい利益を出しているのですが、実験的な意味合いでやった売買でもあるので、ここでは割愛させていただきます。
ちなみに、ビットコイン自体は2022年12月に210万円くらいまで下げます。
今振り返れば、そこで残150万円分のビットコインを購入できていれば、利益は更に大きくなったはずでした。
でも、当時は「まだ下げるかもしれない」などと思ってしまったので買わずに、静観しておりました。
結局は、その辺が底となって現在の水準まで上げ続けることになったのです。
2023年 ビットコイン売却の年
ビットコインをそろそろ売却しようと思い始めたのは、2023年の11月頃からです。
理由は2つありました。
- ビットコインが天井臭い
- 損益相殺できる海外先物で損失を出していたので税金対策で利益を出したい
海外先物は「コーヒー」です。
売っていたのですが、想定外に底堅く、年間収支はマイナスという状況でした。
海外先物は、分離課税の株式やFXとは違い、税金上損失繰越ができません。
でも、同じ総合課税の雑所得である仮想通貨の収支とは合算できます。
タイミング良く、ビットコインが上昇してきたので「一旦利益確定して、買いなおす」という判断をしています。
- 12月 7日 0.5売り 売値6,320,594円
- 12月13日 0.75売り 売値6,045,000円
ここで2,859,161円の利益を出しています。
でも、12月段階ではまだ上がると思っていました。なので、その後買いなおしもしています。
- 12月 7日 0.503買い 買値6,320,000円
- 12月13日 0.750買い 買値6,040,000円
そして、このまま年を越すことにした次第です。
2024年 ビットコイン全売却
- 1月2日 0.503売り 売値6,380,000円
- 1月2日 0.750売り 売値6,408,073円
年が明けてからすぐに、全売却を決定しています。
これによる利益は約33万円です。
「これまでの天井と似たような値動きになっている」
チャートを見ていて、そんな風に感じたためです。
当時は、ビットコインETFが承認されれ暴騰するという話題で全体が盛り上がっていました。
少し下げても、その話題で上昇するという感じの値動きが続いていたのです。
でも、上値を更新するような感じではなくなってきている。
こうなってくると、ビットコインの値動きの負の部分が気になってきます。
「ビットコインは、下げだすと一気に下げる。3分の1くらいになる可能性もあり、底なしのような値動きになりかねない」
こういう事が気になりだすと、保有し続ける気持ちが一気にしぼんでいきます。
そんなこんなで売却することにしました。
今後のビットコイン売買予定
今後、ビットコインが大きく下げていくようであれば、再度購入する可能性もあります。
でも、最低でも6カ月は様子をみます。
ビットコインは下げだすと、1年以上下げ続けることがザラにあるからです。
もしも下げ転換の見通しが正しいとすれば、今のタイミングで買いなおすと、この後苦しむことになりかねません。
まあ、ここが底で上昇再開という可能性も十分あります。
どうなるかはわかりませんが、将来的にビットコイン購入を検討する可能性は十分にあるということだけは申し上げておきます。
ちなみに、次回購入する際は、「ビットコインETF」でやります。
理由は、税金上有利になるからです。
ビットコインETFは、米国株の一部ですので、株式として分離課税・損失繰越・損益合算などのメリットが受けられます。
まだ、日本国内での売買は出来ないようですが、半年・一年もすれば他の米国株同様の売買ができるようになるのではないかと期待しています。
今後も、スワップポイントサヤ取りで積み上げた利益は、比較的ハイリスクな投資商品を中心に運用していく方針です。
コツコツと日々の利益を積みがながら、一緒に頑張っていきましょう。