35万買い相当 円高でも慌てずに済むのはなぜか?
現在、私の口座内ではプット売りを35万通貨保有しています。
プット売りは、「上げ相場で利益・下げ相場で損失」で「損失限定なし・利益限定」という性質を持ちます。
つまり、FXの買いポジションと同等のリスクを背負っているポジションでもあります。
こう書くと、ちょっとヤバイんじゃない?・・・と思われる方も多いかと思います。
実は、為替介入などで一気に円高となってもそれほど慌てずに済むようにしてあります。
その仕組みを今回は説明させていただきます。
4月16日現在 プット売りポジション一覧
現在の保有ポジション一覧です。
画像が小さくてみにくいかもしれませんが、左から「プット・権利行使日・権利行使価格」となっています。数量がー(マイナス)となっているのは、売りポジションであることを意味しています。
保有ポジションは35万通貨あり、これはFXで35万相当の買いポジションと同等のリスクを負担している状況です。
ただ、FX買いポジションの買値に相当する権利行使価格は現在値よりも低くなっています。
- 権利行使価格145.50円 25万通貨
- 権利行使価格149.50円 5万通貨
- 権利行使価格150.50円 5万通貨
米ドル円の現在値が154.30円ですので、かなり低目になっていることが確認できるはずです。
仮に、ここから5円程度円高になったとしても、含み損を抱えそうなポジションは、10万通貨程度というところです。
10円円高なって、権利行使価格145.50円のポジションも含み損となります。
でも、「乗換で権利行使価格を下げる」という小技などを遣えば、140円台前半まで権利行使価格を下げられるので、慌てるほどのことはありません。
こう書いていくと、「米ドル円が今よりも安かった時に作ったポジションの自慢」と受取られる方もいるかもしれません。
でも、それもちょっと違うのです。
実は、昨日米ドル円153円台の時に作ったポジションもあります。上記の150.50円のポジションがそれです。
FXオプションは、現在値よりも3〜5円程度離れた権利行使価格のポジションを作ることもできます。
その特徴を活かせば、現在でも権利行使価格140円台のポジションも可能になります。
こうすれば、下げ相場に弱いプット売りオプションを低リスクで仕掛けて、お小遣いを頂くという流れが作れてしまうという訳なのです。
現在値よりも3円程度を目安に仕掛ける
現状、新規のプット売りは、現在値よりも3円くらい下値の権利行使価格を選んでいます。
為替介入が始まれば3円くらいすぐに動いてしまうのですけどね。
でも、そう簡単には為替介入はない。
保有しているプット売りは、5月1日くらいから期日になり始めます。
その辺になっても、為替介入がなく円安が続くようであれば、状況をみながら新規のプット売りを仕掛ける予定でいます。
プット売りをすることで、数万〜数十万円のプレミアムを受取れます。
繰り返し受取って、積みあがっていくと大きな利益になります。
仮に、円高になったとしても、FXの買いポジションよりは含み損が少なく済む。
円高局面となっても、FX買いよりも低リスクで利益を生み出せるのがプット売りの長所です。
その辺を活かした運用を続けていきます。
こういうプット売りの使い方が出来るのは、日本ではサクソバンク証券だけです。