当ページは、アフィリエイト広告を含みます。

プット売りを米ドル円買いの代わりに仕掛ける意味

昨日、米ドル円のプット売りオプションを追加しています。

 

先週も1本追加していて、合計4本合計20万通貨のプット売りオプションを現在保有中です。

 

今回は、プット売りオプションの復習と現在の局面で新規ポジションを仕掛ける目論見などについて書かせていただきます。

 

 

プット売りポジションの妙味

 

まずは、今保有中の4本のプット売りオプションの内容についてご覧ください。

 

現在保有中 プット売りポジション

 

 

ちなみに、昨日仕掛けたポジションは一番下です。

 

昨日仕掛けたポジション内容

 

  • 権利行使日:5月1日
  • 権利行使価格:149.50円
  • 数量:5万通貨
  • 約定レート:1.303⇒5万通貨で1.303×5万通貨=65,150円
  • 現在値:1.163⇒5万通貨で1.163×5万通貨=58,150円

 

プット売りオプションは、「上げ相場で利益・下げ相場で損失」で「利益限定・損失限定なし」という性質を持ちます。

 

FXで言えば、米ドル円買いポジションと損失と利益の出る方向性は同じなのですが、損益の出方が違うということになります。

 

使い方にもよるものの、一般的に「損しにくいポジションが作れる」ことがメリットの一つです。

 

プット売りポジションは、ポジションを作った際に「プレミアム受取」があり、決済した時には「プレミアム支払」となります。

 

権利行使日にプレミアムがゼロ円となれば、最初に受け取ったお金は、そのまま利益となる仕組みです。

 

昨日仕掛けたプット売りポジションは、権利行使価格は149.50円です。

 

今回は、そこで65,150円のプレミアム受取が発生しています。

 

つまり、5月1日の権利行使日に149.50円よりも下がらなければ、この65,150円はそのまま全額利益になる訳です。

 

米ドル円151.50円の時に仕掛けているので、149.50円は約2円下がったところですので、最終的に損失となるリスクは低目です。。

 

そして受取ったプレミアム代金65,150円は、FXの買いポジション5万通貨で受取れるスワップポイントよりも大きな金額です。

 

こんな内容ですので、「損しにくいポジション」という意味合いはご理解いただけると思います。

 

他の3本のプット売りポジションも、米ドル円が今の水準で推移または上げるようであれば、このまま放っておけば最初に受取ったプレミアム代金は、そのまま利益となってくれます。

 

他の3本の権利行使価格は、145.50円と昨日のポジションよりも4円も低く、更に損しにくいポジションです。

 

現在の相場環境であれば、このまま権利行使日を待っていれば良いということです。

 

米ドル円が下げた時の対処

 

でも、今の展開がいつまでも続くわけではありません。

 

為替相場は、突然変化するものでもあるので、米ドル円がここから大きく下げる可能性も十分にあります。

 

FXだと「損切」か「我慢」するのどちらかですが、FXオプションではその他に2つの方法があります。

 

その他の2つの対処法とはこれです。

 

  1. 権利行使価格の低いプット売りオプションに乗り換える
  2. FX買いポジションに変更する

 

2つの方法、それぞれ説明させていただきます。

 

権利行使価格の低いプット売りオプションに乗り換える

 

一つ目の「権利行使価格の低いプット売りオプションに乗り換える」というのは、今のプット売りオプションを損切して、今よりも権利行使価格の低いプット売りオプションの新規ポジションを作るということです。

 

現在のポジションは損切となるものの、新規ポジションで受取る金額を損切額と合わせることで、この乗換売買の収支はトントンとなります。

 

つまり、手出しなく権利行使価格の低いポジションに乗換できるということです。

 

先程のポジションで説明すると、権利行使価格149.50円のものが、2円下の権利行使価格147.50円のプット売りポジションに変わるという意味です。

 

こうすることで、「権利行使日に149.50円未満にならねば損しない」」という状態が「権利行使日147.50円未満にならねば損しない」と変化します。

 

ここだけ書けば、「良いことづくめの方法」だと思われるでしょうが、当然不利になる部分もあります。

 

それは、「権利行使日が遅くなること」です。

 

現在5月1日の権利行使日ですが、権利行使価格を下げると6〜9月と数か月遅くなります。

 

それだけポジションを持ち続けなければいけないので、それを受け入れる必要があります。

 

あと、権利行使価格を何円下げられるかは、その時点の状況などに左右されるので「必ず2円下げられる」ということは言えません。

 

運が良ければ、3〜5円下げられることもあります。

 

FX買いポジションに変更する

 

2つ目の選択肢が、「FXオプションをFX買いポジションに変更する」というものです。

 

これは、プット売りオプションが権利行使期日となった時、あるいは途中段階で中途決済して、その後にFX買いポジションを作るというパターンです。

 

このパターンの売買は、ほとんどのケースでプット売りオプションは損切となります。

 

でも、元々FXポジションだったよりは有利なFXポジションが作れることになります。

 

例えば、昨日作った権利行使価格149.50円のプット売りポジションは米ドル円が151,50円の時に作ったものです。

 

FXであれば151.50円での買いポジションとなるところを、約2円下の149.50円未満で無ければ損しないポジションとして仕掛けています。

 

しかも、スプレッド1.303円相当のプレミアム受取もあるので、それも考慮すれば2+1.303=3.303円です。

 

仮に米ドル円が145円くらいになってFXポジションに乗換たとしても、FXであれば6.50円の含み損を抱えているところを、プット売りからであれば6.50-3,303=3.197円の損失で済みます。

 

FXオプションは、慣れないうちはいろいろと慌ててしまい易いところがあります。

 

資金に余裕を持たせて、じっくり取り組んでいけばFXよりもかなり手堅い売買ができます。

 

しっかり活用して、損失を減らして利益を増やしていきましょう。

 


2024/03/26


記事がお気に召しましたら、共有・拡散お願いします。

このエントリーをはてなブックマークに追加   
TOPへ