日経225×NYダウ サヤ取り 2016年9月状況
日経225×NYダウのサヤ取り、1回目の利益決済を行ってから2回目の仕掛けに入っています。試運転気味の売買を続けながら、流れを掴んでいるところです。
日経225×NYダウ サヤ取りルール
現在、8月29日と9月2日に作った2本のポジションがあります。右上の薄赤色で囲った数字が現在の損益で、+3,373円となっています。
ここ1週間ほど、NYダウと日経225の価格差(サヤ)はずっと縮小し続けていました。縮小したときに拡大を狙い逆張り的に仕掛けてきたのが今回の2本のポジションです。
暫くの間は、ほどほどの利益となったところで決済をしていきます。まだ始めたばかりで流れが掴めていないところもあるからです。大まかな売買ルールも以下に定めました。
日経225×NYダウ サヤ取り 売買ルール
- 運用単位:「NYダウ 10枚買いー日経225 10枚売り」で1本
- 運用資金:当面は安全性優先で1本売買に100万円の証拠金
- 最高本数:5本
- 売買判断:場帖
- 運用法:異銘柄サヤ取り。〇〇△◇の応用形
- 留意事項:「NYダウ 10枚買いー日経225 10枚売り」のパターンでのみ仕掛ける
今後売買をしながらルールを追加していく予定でいます。現実の売買にならないとわからない部分があるので、最初はこんなもんで大丈夫です。
このサヤ取りを始めてから気づいた点があったので紹介しておきます。
始めてから気づいた事:日本時間がなかなか面白い
日本時間午前中は、利益が取り易い
NYダウと日経225は、どちらもほぼ24時間の取引が可能な銘柄です。でも、その値動きにはそれなりの特徴があります。
- 自国時間になると動きが激しくなる
- 時間外は緩めの動きになる。
日経225であれば、日本時間3時までは激しく動く傾向があるのですが、欧州時間になるとピタッと鈍くなります。NYダウも同様で、ニューヨークタイムなどには激しく動いていたものが日本時間朝になるとほとんど動かなくなります。
この値動きはサヤ取りにはとても有利です。
「片方が動いて片方がほとんど動かない」という状況は、2つの価格差であるサヤは大きく変動しているということだからです。
例えば、「日本時間で日経225が400円安」となったとしてもNYダウが同じように400安とはなりません。ほとんどのケースでは、日経225に影響されて下げるものの200安程度で収まります。つまり、この状況はサヤ取り的には以下の意味となります。
- 日経225 400安
- NYダウ 200安
- 日経225×NYダウのサヤ 400−200=200変動
利益計算をすると、1枚のポジションで200×10=約2000円ですので10枚であれば20000円の損益が生じる計算となります。
私の仕掛けは、「日経225売りーNYダウ買い」で行います。つまり、日経225が日本時間が大きく下げたときは利益拡大のチャンスとなる仕掛けということになります。
サヤ取りは、一般には馴染みは薄い運用法ですが両建てを基本とするためにリスクは抑え気味に取引ができる手堅いやり方の一つです。これからも、着実に利益を増やしていくつもりでおります。