ドイツ30の特長
2019年7月よりドイツ株積立を月1万円でやっています。
GMOクリック証券のCFD取引の「ドイツ30」を使っての積立形式の運用です。
このドイツ30には、配当金のようなものもあります。
その内容と使う際の注意点などについてまとめました。
ドイツ30 ポジション概要
2019年9月3日時点のドイツ30ポジション保有状況です。
現在積立金は13万円になっています。
それで保有しているポジションは、ドイツ30買いポジション1枚です。
なんか、ちょっと少ない気がするかもしれませんね。
この理由は、この記事の最後の部分で説明させていた来ます。
ドイツ30という銘柄は、ドイツ株価指数DAXのGMOクリック証券での呼び名です。
DAXとは名前がちょっと違うだけで、ほとんど同じ値動きをします。
このドイツ30を買うことで、ドイツ株価指数を買うのと同じ効果が得られます。
しかも、CFD取引なのでレバレッジを効かせることにより現物株よりも小資金での投資が可能になっています。
その概要を大まかにご紹介させていただきます。
ドイツ30の特長
ドイツ30の基本情報画像です。
取引時間は、15時〜翌朝5時までです。欧州時間の取引に合わせたものになっています。
取引通貨はEUR=ユーロです。
例えば、100の利益が出たという場合は100ユーロとして日本円に換算する形で発生します。
先程の私のポジションでご説明すると、含み損51.61EUR⇒日本円6,007円ということになります。
レバレッジは最大10倍で、1枚に必要な最低証拠金は13,902円です。
この証拠金は「為替変動・ドイツ株価指数変動」の影響を受けて毎日変動します。
このコンバジョンレートが、現在のユーロ⇒円換算レートです。まあ、ユーロ円値のことですね。
なので、現在の積立総額13万円でドイツ30を全力買いするとすれば、9枚の買いポジションが作れるということにもなります。
GMOクリック証券のCFD取引を使う場合に注意して欲しいのが、「ロスカットレート変更」です。
必須の作業 ロスカットレート変更
この画像のロスカットレートの欄をご覧ください。5000となっているのが確認できますでしょうか?
このロスカットレートは、FXや株式の逆指値注文のことで損きりするレートのことです。
逆指値注文は、他の口座であれば、通常任意で設定することが多いです。
GMOクリック証券のCFD取引では、保有ポジションへのロスカットレード設定が強制となっています。
ポジションを作った際に、自動的にロスカットレートが設定される仕組みになっています。
自動的に設定されるので、ポジションを作ったら必ず確認が必要です。
自分の意向に合わないところにロスカットレートが設定されているようであれば、変更します。
私の場合、余裕を大きく持たせるのが普通なので、必ず変更します。
このドイツ積立でも、最初のロスカットレートは10000台でした。それを5000に変更したのが、このポジション画像ということになります。
このロスカットレート変更、慣れていないと面食らうところもあるのですが、慣れてしまえばそれほど障害にはなりません。
ドイツ30には、株式の配当金にも似た金利調整額というものもあります。
金利調整額の傾向
ここ2年くらいのドイツ30の金利調整額推移です。
この見方は、「買いが買いポジションを保有している場合」「売りが売りポジションを保有している場合」で、それぞれ「受取」「支払」が発生ということです。
例えば、2019年6月であれば、「買いポジションを保有していれば1枚につき188円受取」「売りポジションを保有していれば1枚につき188円支払」という内容です。
ここ2年間は、3月以外は買いポジションで受け取れる傾向にあります。
保有していれば貰えるという意味では配当金に近いです。
ただ、金利調整額は受取が確定している訳ではありません。
2018年9月の金利調整額が受取だったからといって、2019年9月の金利調整額が受け取りになるとは限らないのです。
あくまで、「買いポジションで受取の傾向」という意味になります。
9月19日に次の金利調整額が予定されています。
ドイツ積立 当面の方針
くりっく株365でもドイツ株価指数を元にしたDAX@という銘柄が売買できます。
くりっく株365では、レバレッジ30倍くらいの運用ができるので小資金で大きく勝負したい時に使えます。
参考記事:くりっく株365 4銘柄の特徴
ただ、このドイツ積立ではレバレッジ10倍で十分だと思っています。
株式は為替などに比べて変動幅が大きく、レバレッジを大きく効かせすぎるとリスクが高くなってしまうからです。
FXに限でもそうですが、CFD取引でも高レバレッジポジションの長期保有は無謀です。
短期売買に徹するのであればそれでよいうのかもしれませんが、積立投資でやる場合はレバレッジは低目にするべきです。
私は、当面はレバレッジ1〜2倍でかなり安全重視でやっていきます。
米中の貿易摩擦による株価大幅下落の可能性が高いからです。
地理的には中国・米国の両国から離れているドイツですが、株価としては大きな影響を受けます。
一時的かもしれませんが、2割や3割の下落は有り得ると覚悟しています。
低レバレッジ運用 もう一つの目論見
当面低レバレッジでやっていくのには、暴落への備えともう一つの意味があります。
大きく暴落するような局面があれば、そういうところで買いを入れられる余裕も維持しておきたいということです。
こういう暴落期は、絶望的な気分になりがちですが、5年後・10年後からみれば「絶好の買場」だったというものがほとんどです。
絶好の買場に遭遇できるかどうかはわかりません。
しかし、こういう時期だからこそ「来るかもしれない大チャンス」には備えておきたいと考えています。
まずは、月1万円積立を続けながら、安全第一でやっていきます。