南アランド円スワップ 164円
南アランドのスワップポイント比較最新状況をまとめました。
参考:南アフリカランド円スプレッドとスワップポイント比較推移
上記ページでも書いたのですが、ここのところ南アランド円で目立つのがくりっく365の高スワップ傾向です。全体的に南アランド円スワップは横ばいか下げ傾向なのに対して、くりっく365は緩やかに上昇してきているのです。そして、先週くらいから1日あたりスワップが160円台に乗せることも多くなってきています。
スワップ投資中心の私としてはうれしい傾向なのですが、いつ下がるかという不安もあるのでただ喜んでばかりもいられません。そこで、私の推測にすぎませんがその背景を考えてみました。
くりっく365 南アランド円ダントツの高さの裏事情
くりっく365がスワップを引き上げているのは、実は南アランド円だけではありません。
米ドル円・ユーロドル円・英ポンド円・豪ドル円・NZドル円でも高水準のスワップを提示してきています。
もともと、くりっく365はスワップポイントが高目なのですが、1番高くなることは稀でした。でも、ここのところ首位に躍り出ることがよくあります。
この傾向は長く続くのではないかと思っています。
理由は2つあります。
- くりっく365の凋落傾向を止める
- OSE−FX(旧大証FX)の投資家をくりっく365に取り込む
くりっく365は、税制が統一されてからの凋落傾向が顕著にでています。これまでも手数料無料化などの施策は打っているのですが、もともと店頭FX業界が手数料無料化で激烈なスプレッド競争をしていたため、投資家がほとんど反応していないと見られます。
業者破綻時の処理方式などくりっく365のメリットは他にもあるのですが、今のところ業者破綻で悲惨な状況になったケースがないせいか、このメリットもあまり注目はされません。
そして、もう一つOSE−FX(旧大証FX)の終了です。
あまり知られていなかったのですが、大証FXは高スワップで有名でした。特に、南アランド円では常時最高水準という状況にあり、スワップ投資家には大証FXは密かな人気があったのです。スワップ投資家は、預け金も多い傾向にあります。私に相談してきたメルマガ読者で大証FXを使って南アランド円取引をしている方の大証FX預け金は、平均1000万円くらいはあるだろうと思われます。
ポジション操作は少なく、手数料収入にもならないのですが、これだけの預け金は業者としては当然のことながら確保しておきたいはずです。
大証FXの投資家をくりっく365に移動させる方法は、それほど難しくはありません。
スワップポイントを大証FX並みに引き上げて、それを実績として宣伝していき、口座移動への便宜も図ればかなりの投資家がくりっく365に移動してくれるはずです。
この程度のことには、くりっく365関係者は気づいているはずです。そう考えていけば、今後もくりっく365の南アランド円のスワップは高水準が続くだろうという気がします。
為替リスクほぼゼロのスワップポイントサヤ取りでは、南アランド円は高利回りの狙える有力通貨の一つです。くりっく365が大証FX水準のスワップを提供してくれるのであれば、積極的に活用していくつもりでおります。
くりっく365は、採用業者であればスワップはどこでも同じです。なかでも、手数料無料でくりっく365レートを使った自動売買も出来て株式手数料も格安という欲張りな条件を満たすのが岡三証券さんです。