FTSE100 50年チャートから見えてくる戦略
FTSE100の過去50年の値動きを示すチャートをみつけましたので紹介させていただきます。レバレッジ1倍でも年間配当4%が期待できる高利回り銘柄攻略のかぎにもなりそうなチャートです。
FTSE100 50年チャート 往来相場続きそうな形
FTSE100種総合株価指数 - Wikipediaから引用
1969年からの値動きをチャートにしたものです。2015年までのものなので、正確には46年分の値動きチャートということになります。
1969年には313だったものが、2016年3月現在は6155ということで約20倍に上昇したことになります。グラフは年末の終値中心にまとめているので最高値が1999年近辺にありそうに見えますが、FTSE100の最高値は2015年4月27日の7,103.98(終値)です。
そして注目すべきは1999年以降の値動きです。1999年まで右肩上がりで上昇し続けた株価が転機を迎えて上値6000後半下値4000前半くらいを行き来する往来相場となっています。その中で気づいたことを箇条書きにしてみました。
- 上げはゆっくりと下げは早い
- 上げ傾向は3〜5年、下げ傾向は1年〜3年
- ほぼ同じ水準で往来相場を繰り返している
私のやっているFTSE100配当金生活は、目先の値動きは気にせずに超長期のポジション保有を前提にやっています。そのため、2016年からのFTSE100の攻略を考える上でこの値動きの特徴を押さえることが大切です。
この流れで行くと、2008年に底をつけたFTSE100は年末の終値ベースでは2013年に天井となっています。その天井から今年で3年目となります。先ほどの特徴からいくと、2016年に底をつけるような値動きをする可能性があるということになります。
この傾向を知っておくだけで、いきなり大きなポジションを持つのは要注意であるという気持ちになります。もう一つ格言も一緒に引用しておきます。
歴史は繰り返す されど、全く同じ歴史は繰り返さない
何事もそうですが、過去から完璧に未来を予想することはできません。2016年に下げなかったからといって「上げ転換」とはなりません。英国株価指数は、資源価格が回復すれば上昇する傾向もあるので、原油市場などの動向次第では上昇局面に入ることだってあり得ます。
大きな流れと特徴は抑えながら、あとは日々の場帖記入で売買をしていく。豪ドル円運用でやっている●●▲■+場帖・グラフのようなことをFTSE100でも続けていきます。
油断さえしなければ、高配当を享受しながら売買利益を得つつ、資産を増やしていけるはずですので頑張ります。3月17日は、GMOクリック証券FTSE100の配当日です。3ヶ月に1回の配当ですのでまとまった金額が期待できるので、楽しみです。