物価上昇・インフレーション時代のFXの使い方
過去を語ることはすでに敗残を意味する。人間はあくまで将来を嘱望し、その実現を図っていかねばならない。〜太田収
太田収氏は、東大法学部卒業というインテリの経歴とは裏腹の豪傑肌の人物でした。山一證券2代社長でもあります。人をまとめる力を胆力は凄かったのですが、相場運用は強引すぎるところがあり、それが彼の大失敗の元となりました。鐘紡株の売買での大失敗がきつかけで最後は劇薬を飲み自殺してしまいます。
経営者として優秀だった彼の言葉は、相場運用の枠だけに収まらない広い響きがありますね。
昨日、私も将来のための備えをFXでやっておきました。
日本円資産防衛ポジション作成
先日の貿易収支の大幅赤字継続のニュースを受けて、日本円資産の防衛を強化していくことにしました。
参考:貿易収支悪化対策
買いポジションをそのまま外貨両替して低手数料で出金できるFX口座で米ドル買い円買いポジションを作っています。将来外貨のまま使う可能性も考慮しました。こういう心配は杞憂に終わることも多いのですが、万が一の状況も想定して手をうっておいた次第です。
この買いポジションは、とりあえず半年くらいは放っておく予定です。その後は状況に応じて決済するかそのまま保有するかを決める予定にしています。半年〜一年しても貿易収支赤字改善の見通しが立たないようであれば、ポジションを増やすことも検討します。
日本経済復活を願いつつ、インフレで資産価値を減らさない対策だけはとっておきます。
現政権が目指すデフレ脱却が現実のものとなってきているのですが、ゼロ金利下での物価上昇は個人金融資産を急速に劣化させてしまうことになります。一つの対応策は今回の「FXをつかった外貨購入」です。
こういう状況下では、物価上昇とともに円安も同時進行する可能性が高いためFXが活躍します。
ただし、この対策も物価上昇とともに円安が進まないと効果はないんですけどね。例えばウクライナ問題などで逆に円高になる状況になればこの買いポジションは含み損を抱えるというリスクも持っています。これ以外にもいくつか手を打っていく予定です。自分の資産運用でしっかりと増やしていくというのも無論有効です。
こういう時代になってくるとFXの有効利用の幅が広がります。資産守りながらしっかりと増やしていきましょうね。私の運用の基本はこれからも亀千人投資術です。
私のほとんどの運用の基礎はサヤすべり取りです。その基本部分をまとめたレポートがこの亀千人投資術です。いかなる時代になっても、資産を増やし続けていく一つの方法としてお役立てくださいませ。
そろそろ海外運用にも応用を始めます。
運用成績状況 前回からの公開口座収支
運用法名 |
利益額 |
---|---|
豪ドル 亀千人投資術+場帖・グラフ |
2,920円 |
サヤ取り |
0円 |
資産倍増計画 |
6,156円 |
純ドルコスト平均法 |
1,060円 |
合計損益 |
10,136円 |