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情報によるFX投資が失敗しやすい理由

相場の世界の原則の一つとして、情報では儲からないというのがあります。

 

情報が少なかった昔は勿論のこと、情報があふれている現代社会でもこの原則は有効です。誰でも、一度は有益な情報探しに夢中になるときがあります。でも、いくら良いと思う情報を入手してもそれで継続して利益をだすことはできません。例え、有益な情報だと思っていても推測通りに相場が動かないことも多いものです。なぜ、有益な情報だと思っていても推測通りに相場が動かないことも多いのか不思議に思うことも多いかもしれません。

 

この理由は、限界効用逓減の法則にあります。今回は、情報の価値を考えるうえで重要となる>限界効用逓減の法則と情報でのFXが失敗しやすい原因をまとめました。

限界効用逓減の法則と情報の価値

一般的に、財の消費量が増えるにつれて、財の追加消費分(限界消費分)から得られる効用は次第に小さくなる、とする考え方。

 

限界効用逓減の法則とは、ウィキペディアではこう書かれています。経済用語なので、こう書かれても意味がよくわかりませんよね。そこで、ラーメンに置き換えて説明してみましょう。

 

おいしいラーメン屋さんがあったとします。貴方は、そこで何杯もラーメンを食べようと思い来店しました。でも、何杯もラーメンを食べようと思っても、そんなに食べれるわけではありませんよね。

 

1杯目は大満足するかもしれません。でも、2杯目・3杯目となるに従い、「激ウマ」という満足がだんだんと薄れ「お腹一杯、もう食えない!」という感じになっていくことになります。

 

 

1杯目

2杯目

3杯目

4杯目

5杯目

激旨ラーメン

激ウマ!

うまい!

うまい!

ふつう

もう食えない

 

最初は滅茶苦茶おいしかったラーメンも一度何杯も食べると、苦しさがでてきて味もわからなくなります。最後は、もう勘弁してくれと言いたくなるかもしれません。ラーメンを食べる量が増えるに従い、一杯の満足度が減っていく訳です。

 

1杯目のラーメンの満足度と5杯目のラーメンの満足度は、値段は同じでも全く違うものになります。

 

これが、限界効用逓減の法則です。そして、情報の価値が一定しない根拠でもあります。例えば、ここ数年ユーロがらみで大変動を起こしている情報としてギリシャ問題があります。

 

このギリシャ問題も一時に比べると、かなり反応が鈍くなってきている感があります。実際にデフォルトともなれば大激震が起きるのかもしれませんが、噂やちょっとした交渉上の揉め事程度であれば、それほど大きく動かなくなってきました。

 

先ほどのラーメンの例でいくとギリシャ問題も3杯目・4杯目のラーメンに入ってきたため、限界効用逓減の法則に従い反応が鈍くなってきたのだと説明できます。情報でFXをやる場合、その衝撃度まで図るのはまず無理です。古今東西多くの投資家や企業がそれに挑戦しましたが、成功した事例は聞きません。

 

情報をもとにFXをやって成功するのは、とても難しく大変なことです。

 

私も、昔情報集めと分析をやり続けた時期がありました。でも、あまりにも大変なことと効果がないことにに気づきやめました。今は、1日1分程度の場帖・グラフ記入だけで売買判断をするというサヤすべり取りという運用法を続けています。こういう気楽なことをやっていると昔を思い出します。昔は、とにかく一生懸命勉強すれば利益が出るようになると思っていました。

 

でも、勉強だけでは一流のスポーツ選手にもなれないし、一流の企業家にもなれません。それと同様に、安定した利益の出せるトレーダーにもなれません。

 

もっと、早くそれに気づきたかったです。私がやっているサヤすべり取りは、●●▲■に基礎部分をまとめてあります。

2015/02/13


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