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FX 鈴木久五郎にみる名将の資格と予備資金

名将というものは予備兵を沢山持っておらねばならぬ。これなきは名将ではない。相場師の予備兵は現金だ。しかるに君は現金がないというではないか。すなわち名将の資格がないということだ。

 

〜 日本相場師列伝より

 

これは、大隈重信が相場師鈴木久五郎とを諭した言葉です。

 

鈴木久五郎は、当時大成功していた相場師でした。ところが、鈴木久五郎は運用資金を一挙に投下して勝負するタイプだったため、余裕資金をとっておくことの重要性を大隈重信は力説したようです。

 

ただ、この言葉の甲斐もなく鈴木久五郎は翌年大失敗をして破滅してしまいます。

 

再び、鈴木久五郎は大隈重信を訪ねます。大隈重信の最後の言葉はこれでした。

 

「死に際を立派にしろ」

 

その後、相場師として鈴木久五郎の名がよみがえることはありませんでした。

 

私達FX投資家も予備資金・余裕資金というものは軽視しがちなところがあります。こういう資金は、もったいないので運用に回したくなるのが投資家のサガのようなものでもあります。

 

でも、多くの成功者は強制的に運用資金の一部を隔離しておき、万が一に備えることの重要性を力説しています。

 

私自身も余裕資金にはかなり注意しています。

 

相場で負けがこんだときなどは特に頭が熱くなって無茶をしがちです。

 

不思議なことに余裕資金があるほど、FX運用はうまくいくようです。余裕資金を強制的に作っておくことで少々の変動にもビクビクすることなく、落ち着いた売買判断と運用が出来るようになる効果があるようにも感じています。

 

最後に鈴木久五郎の3つの信条をご紹介しておきます。

 

  • そろばんをはじいて小利を争うようでは駄目だ。転ぶか、おきるか勝負で金を取る。
  • 一代で身代を作ったものは皆相場で儲けている。
  • 親戚知人に金を貸すな。貸すときはくれたと思え(鈴木家の家憲)。

 

2013/03/31


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