投資家が成功するまでの道
株式投資でもFXでも投資家は、成功にしても失敗にしても不思議と同じような道をあるきます。ほとんどの大成功者も、成功のきっかけをつかむまでに「長い長い試行錯誤」を経験しています。だからこそ、これから投資を始めようとする人やちょっと失敗をした方が、これから成功するためにこの「長い長い試行錯誤」とはどのようなものかを知っておくことは有益です。
- 同じ失敗を繰り返さないことが出来るかもしれません。
- 絶望の淵で成功の光明を掴めるかもしれません。
そして、もしかすると「最初から成功の道に入れる可能性」だってあります。それぞれの立ち位置で効果は違ってきますが、一読されておいて損はないと思います。
「長い長い試行錯誤」の恐ろしさ
「長い長い試行錯誤」という言葉は、師匠林輝太郎の著書「株式成功実践論の中にでてきます。ほとんどの投資家が例外なく辿る典型的な失敗コースのことです。。私も多くの投資家をみてきましたが、確かにその通りなのです。私自身も、この道を歩いていた一人でもあります。
読むのがつらい部分があるかもしれませんが、できれば最後までお読みになってください。
ファンダメンタリストは、、マクロ経済指標など基礎条件の分析を参考にして将来を予測する投資家の総称です。
FXであれば、日本政治経済・米国政治経済の分析や各種経済指標のの予想などです。株式投資であれば、日本経済の景気の将来性と企業業績の動向を分析し、業績好転をよそlクされる銘柄を買うということが最初の一歩になります。
でも、このやり方はうまくはいきません。
相場の値動きはファンダメンタルで単純に見れるものではないからです。
取引がうまくいかないと「まだ勉強が足りない」と考え、月刊誌などの投資雑誌や情報収集に夢中になります。雑誌記事や各種ネット情報を集めていき、必勝の信念をもって売買を続けていきます。
でも、これもうまくはいきませrん。
多くの場合、うまくいかない原因は「勉強不足」だと考えます。そのため、より専門的な勉強に入っていくことになります。「FXで儲けるには・・」的な人気のある本を購入していくことになります。
ファンダメンタルの途中段階から、チャートにも興味を持つようになります。そして、勉強するにしたがってチャート重視の姿勢が目立つようになっていきます。
チャート分析は奥が深く、勉強をすすめていくことで多くの気づきがあります。多くの方は、何度かは以下のような体験をします。
- 市販のFX・株式などの投資本のチャート分析が程度が低く見えるようになる。
- チャートを見ていて必勝パターンをみつけることが何度もでてくる。
投資商品の相場観が、筋の通ったものになってくるのもこの時期です。
でも、利益には繋がりません。
万能のチャートはなく、必勝と思われた思い付きなどは幻にすぎないということを何度も経験することになるからです。
次の段階は、ファンダメンタルとチャートの融合です。
この段階まで来ると、勉強を重ねたことにより、ファンダメンタル・チャートのそれぞれの長所と短所がよくわかるようになります。長所と短所がわかれば、それぞれの長所と組み合わせるような形であれば成功に近づくと思考が進んでいくのは自然の流れと言えます。
この融合の仕方は、無限にあります。自分のアイデアをネット上で公開されている方もいます。
おそらくほとんどの方が、自分なりに運用法のようなものを編み出されている気がします。
でも、儲からないんです。
自分で考えた方法で、小さな利益が出ることはあります。それが何度も続くこともよくあります。でも、最後は大きな損失でそれまでの利益が帳消しになってしまうのです。
これを何度も繰り返すことになります。
無論、ただ失敗しているわけではありません。大きな失敗をするたびに、工夫や改良を加えています。
それでも、なかなか軌道には乗らないのです。
ここに至るまでは何度も挑戦をしています。
挑戦前には十分に分析と研究をして自信がもっています。
でも、軌道には乗れない。
自信がついているだけに失敗したときの落胆も大きい。これほど勉強してもダメなのかという気持ちにもなります。あらゆるものに対して不信感を持つようになったりもします。資金も大幅に減っているために一時投資を中断せざるを得ないときもあります。
成功の女神は絶望の淵にいる
でも、投資を一時中断しても、ある程度の期間が経つと再び投資の世界に戻ってくるものです。傷がいえると「こんどはうまくやろう」と考えるのは普通の流れだからです。
この時は、株式投資⇒FXという具合に投資分野を変えることもよくあります。
休んだだけでうまくいくほど、投資運用は甘いものではありません。相場の見方・考え方・やり方が変わらない限り、同じ流れを繰り返すことになってしまいます。
私も、この流れで苦しみました。
20歳の学生時代に株式投資にのめりこみ、自分なりに猛勉強を重ねる日々でした。
就職先は迷わず証券会社です。当時の証券会社は、高級が約束されるかわりに滅私奉公も当然でした。ブラック企業なんて「当たり前だろ。高い給料もらうんだから!」で済まされてしまいます。
そんな環境に敢えて飛び込んで猛勉強を続けた。
証券万は、株式投資は出来ないと思われがちですが、当時ある程度の運用はできました。半年間保有前提という条件がつくので長期投資は可能だったのです。
でも、儲からない。
どれだけ勉強しても儲からない。
儲かっていないのは私だけではありませんでした。
お客だって、先輩だって儲かっていないんです。
「本当に儲かっている人なんでいるんだろうか?」
そう思ってしまったのには、理由があります。
私は就職の勤務先に条件を出していました。成功者の多い「東京の中心地」にこだわったのです。
大手証券でそれを保証してくれるとことはなかったので、最終的に入った証券会社は証券取引所のあたりにしか支店の無かった地場証券と呼ばれるところです。
給料は、大手の半分以下だったと記憶しています。
それでも私はよかった。
給料不足分は、相場師になって取り返せばよいと思っていたからです。
でも、その考えは甘かったです。
現実に儲けている相場師が多いと言われている地域(東京都 中央区 日本橋界隈)で、飛び込み営業をしても、相場師に合える機会はなかなかありませんでした。勉強しても儲からず、お手本にできる相場師もみつからない。
そんな日々が続き、絶望感が強くなっていたのです。
当時の私は、本気で人生の全てをかけた勝負をしていました。でも、まだ光明はみつけられなかったのです。
私だけでなく、多くの成功者たちも似たような道を歩んでいます。
ほとんどの成功者が、絶望の淵を経験してそこで成功のきっかけをつかんでいるからです。
成功の女神は、絶望の淵にいるものなのかもしれません。
FX・株式・先物と投資分野を問わず、成功するための基本的な考え方はほぼ似ています。
私のようなゆったりとした、中長期で成果を出していくための大きなポイントは「大きな波に乗れるかどうか」です。サヤすべり取りの基本もそこにあります。成功者は、この波に乗る方法を身に着けた人達です。
たまたま乗れただけでは、成功し続けることはできません。かといって、いつも的確に波に乗れる人もいません。
概ね、6〜8割くらい波に乗れれば成功者のカテゴリーには入れるという気がします。
短期売買での成功は、考え方が違ってくるかもしれません。でも、成功者に共通する事項は必ずあるものです。
いまこの記事を読んでいる読者の中にも、投資に必死に打ち込みながら、なかなか光明が見いだせない方がいるかもしれません。
諦めてはいけません。
絶望のどん底に落ちてもあきらめてはいけません。
投資で失敗し続けているのには、何か原因があります。偶然でも運でもありません。その原因を追究し続ければ、光明が見えてくるかもしれません。私の光明は師匠林輝太郎の著書に出会えたことでした。
皆さんの光明が何かは私にはわかりません。でも、諦めずに真理を探し続け光明が見えるまで頑張ってみてください。
皆様の成功を祈り、この記事の結びとさせていただきます。