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FXのリスクとリターンの考え方

FXを始めると、誰もが最初は「低リスクで大儲けできる運用法」を探します。この考え方を現実の運用に即して実現するためにはどうすべきかについてまとめました。

FXの教科書には書いていない事

リスクとリターンは比例する。

 

多くの投資理論書に書かれている言葉なので説明は不要かもしれません。「リスクの高い運用法ほど高い利益を得られる可能性が高い」という単純な意味です。

 

でも、頭でわかっていても投資家はそれに挑戦しようとします。例えば「FXの猛勉強」もそうです。テクニカル分析やマーケット分析など、多岐にわたり多くのことを学びます。

 

この傾向は、日本でも米国でも同じようです。

 

マーケット分析は、独自の系統的方法で勝ちをつかむための手段にすぎない。しかし、初心者はそのことを理解せず、むしろ痛みを避ける方法、あるいは何かを証明する方法として考えている〜マーク・ダグラス

 

勿論、最低限の勉強は必要です。売買の仕組みなどを学ばねばFXも株式も注文を出すことさえできません。

 

でも、どうしてもやりすぎてしまう傾向があります。

 

損をした原因を「勉強不足」などに求めてしまうと、更に勉強に熱が入ることになります。

 

でも、いくら勉強してもFXで利益が出るようにはなりません。

 

これは納得のいかない事態です。でも、この行き詰った原因の一部ははつきりしています。

 

多分・・・

 

欲張りすぎなんですよね。

 

多分、どんな売買でも利益を出そうとしたり、運用法の特性以上の効果を求めていることにも原因があるんです。まずやるべきことは、「リスクとリターンを運用法別に管理すること」だと私は思っています。

 

この辺のことは、いくら勉強しようと本には書いてありません。

 

リスクとリターンの運用法別管理

 

運用法には、もとから「リスクある運用法」と「低リスクの運用法」に分かれます。これら運用法を実践するときは最初に基本方針を確認しておきます。

 

  • 低リスクの運用法では、リスクを低減することを徹底的に重視する。利益を大きくすることは基本的に追い求めない。
  • リスクある運用法では、その度合いに応じて得られるであろう利益も欲張ってよい。

リスク FX 勉強

例えば、スワップポイントサヤ取り(異業者両建)です。これは、同通貨の両建てで為替変動リスクを抑え込んで利益を出していく運用法です。

 

私は、この運用法でポジションを持つこときは「リスク軽減最優先」で考えます。資金効率は二の次です。余裕資金を十分にもたせながら、想定できる大変動はすべてカバーできるようにやっています。

 

このスワップポイントサヤ取りは、私の中では利益を欲張ってはいけない運用法です。

 

とはいえ、たまに欲張ってしまうこともあります。そういう時は、必ずと言って良いほど天罰が下り、このブログでもたまに記事にしています。

 

この逆のリスクある運用法では、「利益を欲張っても良い」と思っています。

 

私のやっているリスクある運用法としては、サヤすべり取りなどがあります。この運用法自体低リスクだという指摘もあるのですが、小心者の私の中ではリスクを取って運用しているつもりでいます。

 

注意して欲しいのは、「利益を欲張る」と「売買ルールを破る」は別の意味だということです。それぞれの基本原則や売買ルールはきっちり守らねばなりません。それらを守りながら、「利益を伸ばせそうな時期」などには、少し欲張って攻めていくということになります。

 

ここ数年、どの運用法でも大怪我をすることなく運用を続けてきています。でも、このままいけるわけではありません。油断せずに日々の作業を続けながら、運用技術を磨いていく所存です。

2017/09/22


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