FXで信じるべきもの
失敗する人は、ほぼ例外なく信じてはいけない事を信じ、信じなければいけないものを信じていません。私もずっとそうでした。成功のためにお読みください。
マーケット分析を完璧にすることはできない。
相場予想やマーケット分析などを信じすぎて失敗の元を作る方は世界中にいます。
いかにマーケット情報の解釈に自分の信念や姿勢が影響をもたらしているか認識していなければ、あたかもマーケット動向が一貫した収益を阻んでいるように見えるだろう。そのため、損失を避ける最善の方法をマーケット分析だと思い込んでしまい、一貫した収益はよりマーケットについて学ぶことから生まれると考えてしまうのである。〜マーク・ダグラス
私もこれと同じような事を、最初の頃はよくやっていました。
自分が想定した方向に相場が動かないと、投資家はその理由を探したがります。
- このリスクは見落としていた!
- このテクニカル指標でみれば、今回の暴落は予測できたのか!
- ここで、あの政治家が余計なことをいうとは思わなかった!
そして、次は見落とすまいと更にやっきになって分析に力を入れます。
でも、次の局面では別の要因がでてきたりして、予測を裏切った値動きをしたりします。こうなると、「まだ足りない」とばかりに、更に躍起になって多くの情報を集め分析にのめりこんでいく日々が続きます。
それを半年も続けると、誰もがいっぱしの評論家並みの知識と分析力を持つようになります。
深くやろうとすればするほど、情報の整理に時間をかけて素晴らしい分析ができるようになります。
でも、利益には繋がりません。
これをいくらやっても儲からないんです。正確にかけば、一定期間儲かることはあります。でも、長期間安定した利益を出していくようにはなれないのです。
いくら勉強しても、完璧なマーカット分析や完璧なテクニカル指標は出来ないのです。
私がいつも思っているのは、相場運用で使う材料や情報はど基本的に距離をおくべきだということです。どんな場合でも、この指標・この情報は絶対だとは思わないようにしています。
言い方を変えれば、完全に信じることはありません。
この手の情報は、後からみれば「見当違い」ということもよくあります。なので、基本的には情報そのものを気にしないようにしています。
では、何を信じるのか。
それについて、マーク・ダグラスはこう書いています。
自分がリスクと考えている以上の損が容易にでやすい環境で成功するには、自分自身を完全に信用する必要がある。〜マーク・ダグラス
私も同意見です。
相場運用の世界で「絶対に信じなければいけないのは自分自身」です。
私がやっていることでいけば、日々記入している場帖・グラフを信じ抜くということです、これは、簡単なようで簡単なことではありません。
最初は、この逆をやってしまいがちです。自分を信じるのではなく、自分以外の情報を信じてしまうというパターンです。このパターンで成功できる方はいません。
「ポジション作成」「利益確定」「損きり」など各場面での自分の判断を、信じ抜けることが出来なければ最終的に勝ち続ける投資家にはなれません。
こうやって、偉そうに書いている私も自分を信じることが完璧にできるわけではありません。まだまだ未熟なところも多く、自分の判断通り注文を出すことが出来ないこともあります。
運用技術というのは、こういう未熟さを感じながら習得・上達していくものかもしれません。