南アフリカランドは復活する 20年前との相似性から想定されること
1月の南アフリカランドは、久々に弱い動きとなっています。
ここからどうなるか微妙なところにはいってきています。
今回は、20年前の南アフリカランド最強相場の状況と現在を合わせてみてみました。
南アフリカランド最強記録 正念場
USDZARの月足チャートです。8カ月続いた陰線の帰路気が止まっています。
私は、南アフリカランドの見通しはUSDZARチャートを中心にみています。
USDZARは、南アフリカランド円とは強弱の見方が逆になります。
- USDZAR上昇⇒南アフリカランドが弱い時期
- USDZAR下落⇒南アフリカランドが強い時期
1月は陽線となるのがほぼ確実なのですが、南アフリカランドの勢いはまだあると感じています。
ちょっと興味深いのが、南アフリカランドが今回同様に8カ月陰線となった2002〜2003年の流れに似てきているところです。
約20年前の月足をちょっとご覧ください。
20年前の南アフリカランド最強相場の月足
2002年〜2003年まで8カ月陰線が続いた時期の南アフリカランド月足です。
この時は、1カ月陽線の後更に強い時期が数ヶ月続いています。
8カ月陰線が終わった時期に世界では大きな出来事が2つありました。
- イラク戦争終結
- SARSの流行と終結
新型コロナウイルスほどではありませんが、20年まえの南アフリカランド最強相場時代はSARSが猛威をふるった時期でもあったんです。
SARSが終結したのは2003年7月ごろです。
イラク戦争終結+SARS終息というニュースが重なり、この後の世界経済は上向いていき、南アフリカランドも強い時期が続いています。
さて、現代の2021年1月時点をみると、新型コロナウイルスのワクチンが流通し始めて世界的な新規患者数も減少し始めています。
希望的観測ではありますが、このままいけば、あと数ヶ月で新柄コロナウイルスを封じ込める気がします。
新型コロナウイルス終息の動きとともに、落ち込んだ世界経済の建て直しが本格化していくことになります。
各国が低金利の資金供給をするのは間違いないので、大量の資金がが世界中に出回るでしょう。
その資金は、資源価格上昇や資源国投資にも向かうでしょう。
2003年に南アフリカランド上昇を支えたのと似たような状況が、2021年春以降生まれてくるかもしれません。
私は現在南アフリカランド円を売り込んでいます。でも、2月くらいの時期に撤収をするつもりでいます。
そんな見通しで、2月以降の南アフリカランド相場を見ていきます。