豪ドル円82円台で77.5円の買いポジション発生って有利?
豪ドル円82円台なのに、77.5円の買いポジションが発生しています。凄いおいしい話のように思われるかもしれませんが、それなりに裏がありますのでご説明させていただきます。
このポジション、レバレッジ64倍並+損失限定の豪ドル円買いポジション1万通貨投下と同じ方法で作ったものです。
3円の値動きで2.33倍 FXオプションの威力発揮
これが、本日発生した豪ドル円77.5円の買いポジションです。豪ドル円現在値が82.62円なので、既に256,000円の含み益がのっています。
これが普通にできたら凄くおいしい話ですよね。
先程のリンク先ページでもご紹介した方法ですので、そこまでおいしい話ではありません。
整理すると、以下の手順でやっています。
- 10月26日豪ドル円コールオプション77.50円をプレミアム2.199で5万買い(当時の豪ドル円値79.55円前後)
- プレミアム購入代金2.199×5万通貨=109,950円
- 11月7日 FXオプションが期日に権利行使されて77.5円の豪ドル円買いポジション発生
- 11月8日 現在に至る
- 実質的な現在損益:256,000円ー109,950円=146,050円
つまり、現在256,000円の含み益がのっていますが、実質的な利益はFXオプションプレミアム代金を差し引いた146,050円ということになります。
プレミアム代金109,950円⇒256,000円となった訳で元金109,950円が2.33倍になった取引でもあります。この間の豪ドル円値動きは約3円です。3円の値動きで2.33倍になるというのはFXオプションならではの現象でもあります。
こういうことをやったのには確固たる理由があります。
間違っても、ブログネタにするためにこんなことをした訳ではありません(笑)。
10月26日時点では、豪ドル円は私の場帳などからは「買い」ではあったもののまだまだ下げそうな値動きをしていました。私としては、少しでもリスクを減らしておきたいという気持ちだったのです。
FXオプションを使えば、更に下げた場合の損失はプレミアム購入代金(今回のケース109.950円)以上になることはありません。
スワップポイントが発生しないというデメリットはあるものの、下落時のリスクを減らす方が重要な局面だったので、期日まではFXオプション⇒期日になったらFXポジションという道を選択したといううことです。
やってみてわかったことがいくつかあります。
- FXオプションだと精神的に相当楽になる。
- 途中決済では、スプレッドは10銭程度不利になることもある。
いくら下げても損失が限定されているという安心感からか、「下げればまた買えばよい」という軽い気持ちにもなります。無論、軽率にポジションを入れれば損失の山にもなりかねませんので注意が必要です。
でも、FXでポジyソンを入れるタイミングをしっかりと守ってやれば、今後の収益向上にFXオプションが貢献してくれそうだという手ごたえを持ちました。
途中決済も出来るものの、スプレッド的に不利になる部分もあります。
私の場合、この辺は「期日を短めにして、途中決済は控える」ことでほぼ対応できます。キワドイと感じる局面も2週間もすれば落ち着いてきます。
このパターンでFXオプションで仕掛ける時は、期日を最長でも2〜3週間程度のものにしておけば途中決済はせずに、キワドイ局面が終わった頃にFXポジションに変化してくれるという流れでいけそうです。
いずれにせよ、今回の実験もいろいろと収穫がありました。今後に活かしていきます。