サヤの方向性を無理にみようと焦ってしまうところ
2020年11月24日、NYダウー日経225の鞘取り場帳状況です。
方向性がでないときは、焦ってしまうときもあります。
この焦りは、どうでも良いようなところが「チャンス」に見えてしまって無駄なポジションを持つことにもつながりかねません。
この心理は、野球でボール球に手を出してしまう心理にもにています。
ヒットを打ちたいという気持ちで焦っていると、バットを出してしまうような感じです。
ここはじっくりとボールをみていきましょう。
次の動きに向けて待機中、という感じの動きをしています。
NYダウー日経225サヤ取りの特徴
- 勝率約90%。2017年からの売買実績
- 1枚売買の目安は40〜50万円(証拠金状況を勘案して決定)
- 特徴@:両建てなのでリスクは一般の裁量トレードより低目
- 特徴A:暴騰・暴落の影響を受けにくい
- 特徴B:周囲の雰囲気を気にせずに、冷静な売買判断をしやすい
サヤ取り場帳状況
月日 |
NYダウ |
日経225 |
価格差(サヤ) |
---|---|---|---|
11月16日 |
29891 |
26153 |
3738 |
11月17日 |
29727 |
25945 |
3782 |
11月18日 |
29372 |
25561 |
3811 |
11月19日 |
29409 |
25508 |
3901 |
11月20日 |
29136 |
25698 |
3438 |
11月23日 |
29549 |
25942 |
3607 |
ジワジワと拡大気味だった流れが一転、急縮小してから再拡大という動きで相変わらず方向性がありません。
こういうところは、ポジションゼロのまま様子を見るのが定石です。
11月9日にポジションをゼロにして約2週間が経過しました。
「休みを取れるようになることは大切」というのは、師匠林輝太郎の著書によく書かれていることでもあります。
ポジションゼロで次のチャンスを待ち続ける・・・これほど安全な攻め方はありません。
ポジションを持つまでは1円も損することはありませんからね。
今待っているのは、もう少し縮小する局面です。
どこかで、大きく縮小する流れがあるかもしれないとみています。
見通し通りの状況となれば、そこで次のポジションを入れていきます。
サヤの方向性は一日ではわかりません。
最低でも1週間程度の流れを見ながら、次の流れを感じ取っていきます。
気長な作業ですが、きっちり待つことが出来れば成果は着実にだせるようになっていきます。
基本を忘れずに、今のリズムを維持していけるよう頑張ります。
NYダウー日経225サヤ取りについて
NYダウと日経225の価格差(サヤと呼ばれています)変動を利用しながら利益をだしていく運用法です。
日本と米国は関係が深いこともあり、NYダウと日経225は相互が影響を与え合うような形で変動しています。
その価格差(サヤ)は、拡大したり縮小したりします。
その流れを利益に変えていくものです。
サヤ変動を利益に変えていくには、「NYダウ売りー日経225買い」という感じの両建てポジションによる売買をしていきます。
具体的な仕掛けパターンは2つあります。
- NYダウー日経225の価格差(サヤ)縮小⇒拡大をねらった仕掛け:日経225売りーNYダウ買い
- NYダウー日経225の価格差(サヤ)拡大⇒縮小をねらった仕掛け:NYダウ売りー日経225買い
拡大を狙うか、縮小を狙うかで、作るポジションが正反対になります。
このサヤ取りのメリットは、大きく3つあります。
- 周囲の雰囲気に呑まれにくく冷静な売買判断ができる。
- 拡大縮小の流れがつかめてくれると収支が安定する。
- 日中株価を見ている必要がないため、忙しくても実践可能
売買には、この後にお見せする「場帳(バチョウ)」という売買道具を使います。
岡三証券が提供するサヤチャートも似たようなタイミングでシグナルが出るので、参考指標として使っています。
NYダウー日経225サヤ取り ここまでの成績
- 運用原資:7,797,081円
- 2020年運用元金 8,353,476円
年度 |
損益額 |
累計損益額 |
---|---|---|
2017年 |
1,202,919円 |
1,202,919円 |
2018年 |
819,128円 |
2,022,047円 |
2019年 |
-1,465,652円 |
556,395円 |
2020年 |
2,389,320円 |
2,945,715円 |
2020年は、堅実な運用をお見せしたいと思っています。
NYダウー日経225サヤ取り 関連ページ
主要ページ
サイト内他記事