USDTRYからみたトルコリラ下げ止まりの目安
トルコリラの値動きを観察し続けています。トルコリラ円でみるよりもUSDTRYでみた方が流れがよくわかる気がします。暴落後にでやすい「下げ止まり」の目安になるかもしれないポイントをみつけたので紹介させていただきます。
暴落後の0.5以上の長井上ヒゲ
これは、MT4でのUSDTRYの日足ローソク足です。USDTRYが上げているということは、「トルコリラは下げている」ということになり「トルコリラ円下げ傾向」とほぼ同じ意味となります。ここのところ、トルコリラ円は暴落気味に下げ続けているのでUSDTRYは右肩上がりになっています。
暴落気味に下げ続けている中で、「下げ一旦休み」のポイントがいくつかあります。それが、薄赤色で示した部分です。すぐに気づくと思うのですが、とても特徴的なローソク足なんですよね。
上ヒゲがとても長いのです。
ローソク足で上ヒゲがとても長いというのは「その日の高値と終値に大きな差があるとき」です。薄赤色の2つの部分を抜き出すと以下のようになっています。
- 2015年6月8日:高値2.80888、終値2.74968、価格差0.0592
- 2015年8月20日:高値2.99958、終値2.91073、価格差0.08885
その日の値動きでいけば、日中大きく暴落してから何らかの事情により大きく戻したという流れです。こういう時に、トルコリラ暴落は一息つくという傾向にあります。
この辺が、「売りポジションの決済タイミング」か「新規買いポジションの仕掛けどき」なのかもしれません。
このタイミングでいくと、トルコリラはもうちょっと下げそうな感じです。トルコリラは、スワップポイントが高いので、売りポジションだとその負担がちょっと重いんですよね。マイナススワップポイントの軽かったマネースクエアもこおのところスワップポイントを引き下げてきているので、他とあまり差がなくなってしまいました。
次の大きな上ヒゲが出るタイミングを待つことにします。トルコリラを買いで攻めるのであればスプレッド4.9銭・買いスワップポイント115円のヒロセ通商が最強条件です。