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移動平均線とは

移動平均線は、決められた本数を元に平均値を算出します。最も有名であり、多くの投資家が最初に勉強するテクニカル指標でもあります。

 

もともとは、戦争時にミサイルなどの砲弾の狙いを定めるときに使っていたのが、移動平均線の始まりとも言われています。

 

移動平均線は、大きなトレンドの発生をみるのに使われます。相場の方向性が長期にわたるような運用対ほど有効な傾向があります。

 

ただ、この傾向は一般的なもので、使い方によってその有効性は変わってくるものでもあります。

 

移動平均線は、計算方法や考え方により、沢山の種類があります。

 

移動平均線の主な種類

 

  • 単純移動平均法(MA:Moving Averageの略)
  • 指数移動平均法(EMA:Exponential Moving Averageの略)
  • 加重移動平均線(WMA:Weighted Moving Average)
  • 修正移動平均線(MMA:Modified Moving Average)

 

ここでは、もっとも基本となる移動平均線(MA)について書かせていただきます。

 

移動平均線(MA)とは

 

移動平均線(MA)は、その期間におけるデータの平均を示すものです。例えば、5日移動平均は過去5日の平均価格を示し、25日移動平均は過去25日の平均価格を示します。

 

毎日の移動平均値を繋ぎ、折れ線グラフにしていくことで移動平均線が出来上がります。

 

この移動平均線は、投資家の運用スタイルによって、いろんな使い方ができます。そのポイントは「時間軸」と「平均値に使う本数」です。

 

移動平均線を使う際のポイント

 

  • 時間軸
  • 平均値に使う本数

 

それぞれの特長について知るには、実際のチャート画像を見て頂くのが一番です。

 

ユーロドルを元に、いろんな移動平均線をみてみましょう。

 

時間軸の違いによる移動平均線

 

ユーロドルでの移動平均線を「1分足・5分足・1時間足・日足」のそれぞれで同時間に画像をとってみました。

 

いずれも、設定本数は「25本」です。

 

1分足

 

移動平均線 1分足

 

スキャルピングのような超短期売買を得意とするトレーダーが使うことが多いのが、この1分足の移動平均線です。

 

1日の中で「上げ」「下げ」の方向性がでているかどうかを見るのに優れています。

 

5分足

 

移動平均線 5分足

 

1分足同様、短期売買中心の投資家が使うのが5分足です。

 

同じ移動平均線でも1分足とは、大分形が違ってきているのが確認できると思います。

 

 

1時間足

 

移動平均線 1時間足

 

1日にこだわらず、数日単位でのスイングトレードをする投資家が使う傾向にあるのが1時間足での移動平均線です。

 

日足

 

移動平均線 日足

 

数ヶ月単位での運用をする場合に「方向性」を見るのに有効なのが、「日足」での移動平均線です。

 

私自身、数ヶ月単位の大きな流れで売買をする長期投資派です。

 

移動平均線を使う時は、この「日足」が多いです。

 

平均値に使う本数による違い

 

移動平均線 3種類

 

移動平均線は、平均値を算出するのに使う本数を変化させても、その結果が大きく違ってきます。

 

ここに表示したのは、「5本=白線」「25本=黄色線」「200本=青線」の3本です。

 

設定本数5本の移動平均線は、時間軸が日足であれば5日移動平均線という意味になります。

 

同じ通貨ペアでも設定本数によって、移動平均線の形状が大きく違ってくることが確認できます。

 

これらの違いを利用して売買に活用していきます。

 

移動平均線 一般的な使い方

 

移動平均線の使い方にも、いろんなものがあります。

 

代表的なのは、以下の4つです。

 

移動平均線の使い方 代表的な4つのパターン

 

  • 移動平均線で大まかな方向性をみる
  • デットクロス
  • ゴールデンクロス
  • 抵抗線などのラインを引きトレード判断に使う

 

「移動平均線で大まかな方向性をみる」というのは、移動平均線が「上向き」か「下向き」かで判断します。

 

移動平均線が、ザックリとみて上げているようであれば、「上向き=上げ傾向」という感じになります。

 

デットクロス・ゴールデンクロスは、「現在値と移動平均線」または「2本の移動平均線」という感じで「2本の線」を使います。

 

その2本の線がクロスしたときに、「短期線または現在値が長期線を下回った=デットクロス=売りサイン」「短期線または現在値が長期線を上回った=ゴールデンクロス=買いサイン」とする見方です。

 

いろんな使い方ができますので、詳しい部分は、後日別途まとめさせていただきます。

2020/01/15


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